サ・イ・シ・ン・サ・イ・ソ・ク (後編)
ミッキーが吼える!ミッキーが(PCの中身を)見せる!だって犬だから!!
前回は箱から出すところで終わってしまい、周囲からは「引っ張りすぎ!」とか 冷ややかな視線が・・・
が!しかし!そんな事は気にしない!ええ、犬ですから!
さてX800PROを装着です。もちろん手は綺麗に石けんで洗って清めます。
新しくて高い物を触るときの儀式ですね。
ちなみにX800PROの「X」はアラビア数字で「10」を意味しますので型番的にはRADEON 10800PROですね。小ジャレたネーミングです。
さて取り付ける前に、あらかじめATIのサイトで最新のVGAドライバとATIドライバアンインストールTOOLをダウンロードしておきます。VGAを交換するときは既存のドライバをアンインストールしてから 最新ドライバをインストールする。ATI、Nvidiaが推奨しています。長い物には巻かれましょう。
ちなみになぜドライバをダウンロードしておくかというと、アンインストールTOOLで既存ドライバを削除した後に再起動しますと解像度が最低解像度しか設定できない状態になります。最低解像度ではアイコンも何もかも大きくて、非常に見づらく WEBブラウザを開いてATIのサイト行って・・・・もう耐えられない!
なのでドライバを先にダウンロードしてデスクトップに置いておきます。
電源落として、ここからはいつもの作業。ついてた9800PROを抜いてX800PROを挿します。
VGA電源コネクタも忘れずに接続。
装着したPCの中身です。汚らしいです。今度ケーブルとかもまとめて綺麗にします。(PCの中身を見せるのって何か恥ずかしいですね。え?なぜ恥ずかしい?ええ、だって犬ですから!)
冷却ファンにケーブルが接触がないか確かめて電源ON!!!
あ、ちなみにAGPスロットの一つ下のPCIスロットは私は使いません。説明すると長くなるのですが、簡単にいうとIRQをAGPポートと共有するポートなのです。とにかく使わないです。ドスパラの店員さんも多分PCIの一番上のスロットは使わないと思います。(スロットに空きがないときは別ですが)
んで、電源オーーーン!
らでおーーーーん!
その瞬間X800PROに息が吹き込まれ・・・・・ブオオオオオオオン・・・・
ん?元気よすぎじゃないか?
爆音じゃん・・・
と、思った瞬間、爆音が収まり9800PROと同じくらい静かに・・・。
いやあ、ヒヤリとしました。どうやら電源投入時の直後は2秒ほど冷却ファンが最大回転で回るようです。温度によって回転速度が変わるんですね。
モニタに目を移すとしっかり表示されています。どうやら初期不良ではないようです。さすがにこれだけ高いVGAは動かなかったときのショックは大きいので一安心。
Windowsも普通に起動。
さて、先ほどダウンロードしておいたVGAドライバをインストール。
すると・・・・・エラーが・・・
「このドライバは装着されているVGAのドライバではありません。」(英文意訳)
ええ、驚きませんよ。冷静にATIのサイトをチェック。
そうしましたら、どうやらX800PROのドライバはダウンロードしたドライバには含まれてないとのこと。
付属のドライバCDを使え。とのことですね。ええ、そうしましょう。
ということはこの付属ドライバCD無くしたらかなり危険ですね。恐ろしい・・・・
(後にATI、Sapphireのサイトでダウンロードできるようになると思います)
インストール完了!
ドライバを当てたら再起動。これもお約束。
さあ!やってきました。
らでおーーーーん!
まあ普通です。正常に解像度も設定できます。
発色は、うーん、少し明るくなった感じ、さらにくっきりした感じです。
鮮やかですね。DVI→D-SUB変換アダプタで出力したセカンダリモニタも綺麗に映っています。
さて、それでは皆様お待ちかねのFFベンチですね。
解像度は1280x960で設定はHighで。
う〜〜んスコアの伸びが段違いです。ぐんぐん伸びます!
サイドパネルを外したPC本体に耳を傾けると・・・あら、意外と静か。
9800PROとさほど変わりません。
むむむ、どうやらFFベンチ程度じゃファンの回転数はあまりかわらないのですね。
さすがX800PRO。頼もしいです。
でスコア!
7122
ちなみに付け替える前にはかった9800PROは
6581
およそ600ポイントアップ・・・んー思ったより伸びないな〜。
ちょっと残念。ただいずれにしろFFベンチはDirectX8世代のベンチなのでこの程度なのですね。
ということで、X800PROはDirectX9世代に最適化されています。
ええ、ちゃんと、とりました。DirectX9対応ベンチマーク
3Dmark2003!
スコア!
9118!!
ちなみに9800PROの時↓
7063。
これぞX800PROです!
これで報われました。まさにこのスコアのために買ったようなもの!!
もう満足です。なにもいりません!
とりあえず一安心。
さて、騒音は?ケースに耳を寄せると・・・あら?これまた静か?
ええ、9800PROとさほど変わりませんね。
これでまた満足!
さてさて、最近気になっていた熱ですね。ハイエンドのビデオカードは発熱がもの凄いと聞いていますので・・・・
ベンチマークを走らせた直後にビデオカードのメモリチップに指でタッチ!
※絶対に真似してはいけません、通電状態でさわると最悪の場合故障する可能性があります。
おお!熱い!
でも9800PROより明らかに熱くない!ちょっと熱いけど指で触れます。
ちなみに9800PROは指で2秒以上触ったら火傷するくらい熱かったです。
ここでもX800PROの勝利。
ではなぜ9800PROより速いのに温度が低いのか?
使われているメモリですね。9800PROのメモリはGDDR1というメモリを使っています。
X800PROはGDDR3というメモリ、世代で言うと2世代上のメモリになります。
GDDR3は、より消費電力が抑えられてさらに高速処理が可能というイイトコどりなメモリなんです。
消費電力が低いと言うことは発熱も低いということです。なので9800XTや9800PRO256MBで使われていたメモリヒートシンクは無いです。
さらに今回X800PROで使われているコアも9800世代とは異なるプロセスルール(コアの配線の太さ)0.13μm(9800PROシリーズは0.15)で作られ、配線素材もLow-Kという省電力、高クロック向けの新素材が使われていて高速だけど発熱控えめなエレガントな仕様になっています!
新技術満載で、静かで、冷たい!ええ、大満足なビデオカード!
Sapphire RADEON X800PRO、
らでおーーーーーーーーーん!
ちなみにATIのロゴが変わったのはご存じでしょうか?
大して変わってないですが心機一転X800シリーズでVGA業界を賑わせて欲しいですね。
さて、後編いかがでしたか?
もうすぐ発売されるX800XTも気になりますね。
さらに、この前発表されたNvidiaのGeforceFX6800Ultraも気になります。
あとPCI-Expressも・・・・これからが楽しみです。
そろそろトミーにも戻ってきてほしいですね。
ええ、きっと戻ってきます。
6800Ultraを持って・・・・・
次回はパーツのもっと細かいところ、ケーブルやマザーなどにたくさんのってるコンデンサ。など見ていきましょう。まさにパーツの中のパーツのコダワリです!
最後に。通電中にビデオカード、パーツに触るのは感電の恐れ、また大切なPCパーツが破損する場合がありますので絶対に真似しないようにお願い致します。
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1. RADEON X800 結構ええなぁ・・・ [ 午前10時の憂鬱@いちご100% ] 2004年07月15日 13:39
ついでなので、ドスパラさんのblogをいろいろ除いてみた。
この記事へのコメント
1. Posted by missaile 2004年07月22日 00:26
RADEON最強 ハァハァ
漏れはGBT製のダケド
漏れはGBT製のダケド
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