液晶は大きさだけじゃない！

最近疲れ目が酷いんですわ。もう歳ですかのう。ｺﾞﾎｺﾞﾎ。

単にゲームのしすぎでしょ？

そうそう、オンラインRPGのやりすぎに決まってまっせ。

失礼な。最近は某名人もびっくりの1日1時間未満だよ。……土日はまあ頑張ることもあるけど。

ゲームのしすぎじゃないってことは、本当にかすみ目世代に……。

３人の中じゃ最年長ですしね。

まあ、ゲームは減ったけどネットは長時間してるけどね。しかも前に使っていた液晶ディスプレイを人に譲ったので、今は37インチ液晶テレビに繋げてるよ。しかもこのTVは解像度がWXGA（1280×768）なので、これを1mくらいの場所に置いているから動画はもちろん、アイコン1つまで全てが大迫力！

早くも原因が判明しましたので、今回はこれにて終了です。

……待ってくだされm(_ _ ")m ｽｲﾏｾﾝ。そんな訳で新しい液晶ディスプレイが欲しくなったのですよ。

そう言えば、最近は液晶ディスプレイも安くなりましたよね。

ほんとほんと。

その話を聞いて、早速本店に突撃しました。14.1インチが約10万円になって「これはお買い得！」と即買いした頃が懐かしいね。

ドスパラでは多数の液晶を取り扱い中。正直迷うほど置いてあります。実は以前２回買いに行ったものの、迷ったあげく優柔不断を発揮して買わずに戻ったのは内緒。

これだけあると目移りしそうね。

それで、どんな液晶を買うか、サイズと解像度は決まってます？

普段なら画面サイズと解像度を基準にするけど、今回はそれ以外に気を配るつもりですわ。

それ以外？

いわゆる応答速度などですわ。

ほとんどの人はサイズと解像度を目安にしますのに、変わってますね。

何をおっしゃる。用途によってはサイズや解像度より重要なスペックなのよ。

う～む。ではどのスペックを知っておけばいいですか？

まず応答速度。これは画面の色が「黒→白→黒」に変わる時間のこと。単位は1/1000秒となる「ms（ミリ秒）」だね。つまり8msの製品なら8/1000秒となりますな。

で、応答速度は実際に見るとどんな影響が？

私をしっかりと見なさい！

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応答速度が高いと、動いている映像もくっきり見えるんですね。

でも、これが低いと……。

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今度は私が疲れ目ね、ぼやけて見える！

ということで、動画やゲームが主目的の人には欠かせないスペック。まあ応答速度が早くても、中間色の応答速度が低いと効果は減るので注意。スペックに中間色の数値が書いてあれば、その製品は応答速度に自信ありということですわ。特に、FPSやフライトゲームのような激しい動きのゲームをする人には魅力大ですぞ。
※FPS：ファーストパーソンシューティング。1人称、いわゆるプレイヤーの視点で銃を撃ち合うゲーム。

そういや、知り合いには、ゲームのためわざわざブラウン管CRTを使っている人がいますねぇ。

明るさ（輝度）の単位はカンデラでしたっけ？

そう、cd/㎡は「カンデラ毎平方メートル」と読むね。１カンデラの規準は
「101325N/㎡（ニュートン毎平方メートル）の圧力の下で、白金の凝固点の温度における黒体の600000分の1平方メートルの表面の垂直方向の光度」……とWikipediaに書いてありました。
※101325N/㎡は1気圧

まったくわかりません｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡ﾜﾊﾊ

私もわからんって。まあ、数字が大きいほど明るいということで。一般的な部屋での使用なら3～400cd/㎡もあればいいかもね。なお、迷った人は、まぶしければ調節で暗くできるけど、逆は限界があるので、とりあえず明るいのを買うといいかも。

視野角は、画面をどれくらい斜めから見ることができるか、ということでしたね。180°だと真横からでも見える計算ですが、さすがにその角度だと物理的に見れる人はいませんから、最高値でも176°くらいでしたっけ？

周囲から画面を覗かれやすくなるので、これは広ければいいってもんじゃないわね。

携帯電話用に覗き見防止フィルターが発売されているくらいですし。

あと、視野角はカタログスペックで広くても、角度を変えるとすぐ変色する製品もあるからご注意。

コントラスト比ってのは？

これは白と黒の明るさの差。500:1なら、白が黒の500倍明るいということです。

これも大きいほうがいいんでしょうか？

「大きいとぎらつきすぎ」という人もいるので、好み次第ですのう。
あとほかに好みの問題となるのは、パネルの駆動方式と光沢ですな。駆動方式は低コストの順にTN（Twisted Nematic）、VA（Virtical Alignment）、IPS（In-Place-Switchig）で、静止画の高画質はその逆といわれてますわ。ただし、応答速度はTNが速いなど、駆動方式ごとに特徴があるし、安いTNだから悪いわけではないです。まあ、製品スペックに駆動方式はあまり書かれていないので、気になって仕方がない人は店頭などで見て確認してください。

光沢はいわゆるつるてか画面ね？

そうそう。光沢は別名グレア、光沢でない液晶はノングレアとも言います。光沢の利点は画面が鮮やかになりやすいので、DVDなどの動画をよりきれいに見やすいこと。弱点は……。

ようさん、映ってますなぁ。

このように映り込みが激しいこと。照明の下に設置するとなかなか豪勢に反射しますぞ。

スペックについてはいろいろ分かったわ。で、その上でどの液晶ディスプレイを買うの？

そうですのう。私はゲームをはするけどさほど長時間じゃなし。でも実際に遊ぶ時のことを考えて応答速度はそれなりに早いほうがいいから、ASUSのPW191にしようかと。これはスタンダードタイプのため、ゲーマータイプより応答速度やスピーカーの性能が抑えられているものの、それでも応答速度（中間色）が8msとなかなか。しかもピボット対応なのが琴線を直撃したね。

（正面）メーカー製PCの付属液晶も顔負けのスタイリッシュデザインが好印象。

（画面回転）ピボットとは「回転する」という意味。まさにその名のとおり。

（背面）入力はD-SubとDVI-I端子を装備。AV入力などはないシンプル設計。

ところでピボットって？

その単語を知らなくても、画面の回転といえば分かるでしょ。

あれですか。あれって使いどころがよく分からないんですよ。

そうそう、ジュリーは原稿書いてたからそれで使ってたそうだけど、ほかに用途は？

You達はドスパラ勤めなのになんてことを！　早速その素晴らしさを教えてあげよう。

これはドスパラHPですね。まあ普通ちゃいます？

まちたまへ。ここでピボット発動ですよ。

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感動した！

痛みに耐えてよくがんばった！

おめでとう！

なぜ前首相よ？

思わず興奮しまして。

横幅といい、まさにドスパラHPを見るための機能じゃないですか。

こういった縦長HPを見るには最適。ほかにも縦に長いエクセルやイラスト作成といった用途にも向いてるよ。ただし注意点もある。

それは一体？

最近の液晶ディスプレイのピボットは、液晶が回転するだけで、画面そのものはVGAの設定で回転させる必要がある（昔はオートピボット機能の製品があった）。現在のビデオカードはチップセット内蔵も含めてほとんど回転には対応してるけど、念のためチェックしておきましょう。

ピボット中は一部ソフトが機能しないって本当ですか？

以前持っていた液晶を家で使っていた時、あるTV視聴録画ソフトは起動こそするが、肝心のTV画面が映らなかったね（横長に戻すと問題なし）。また、ゲームでも解像度設定がおかしくなったりする場合も。使い方としては、普段は横長にするか、常時縦長ならセカンドディスプレイにしておくのが理想ですかな。

このASUSの液晶は、PW191以外にもラインナップがあるようですね。

AV入力端子やWebカメラを搭載する20.1インチワイドのPW201だと、解像度もWSXGA+（1680×1050）と、PW191より広くなるのでこれも魅力。特に今までスクエアタイプの17や19インチ液晶を使っていて買い替えるという人は、PW191だと解像度そのものは狭くなってしまうので、こちらのほうがいいね。
※17～19インチ液晶の解像度は1280×1024、19インチワイドは1440×900が基本。縦横をかけた面積は、1310720対1296000となり、通常の17～19インチ液晶のほうが表示される情報量が多くなります）

そういえば、ほかにもさっき少しだけ話が出た超高速応答速度で大出力スピーカーやサブウーファ内蔵のゲーマー向け液晶もあるようですね。私は動画を良く見るから、今度液晶ディスプレイを買う時はこれがいいかな。

私は今回ピボットを求めたのでスタンダードにしたけど、逆にピボットが必要ない人々には、この応答速度（中間色）2msという数値はぜひ体験して欲しいものです。

そういえば、液晶ディスプレイやノートPCを買うと、最初の起動時にすごく緊張するよね。

そうそう。ドット欠けがあったらどうしようといつも思いますよ。

ちなみに、ドット欠けは、ドットが点灯せず黒くなっている部分。逆に常に同じ色で光っている場合は、輝点となるね。まあどちらもドット欠けと言っていいけど。

このドット欠けは何とかならないんですか？

これは１つの製品に、さっき言ったように100万以上の画素（ドット）があるから、不良率1/100万でも1ドットが欠ける理屈になるので、対処が難しい。そのため、一定数（メーカーにより異なる）のドット欠けは不良とみなさない、交換不可というケースがほとんどで、ある程度は致し方ないのも事実。

ドット欠けの製品に当たらない方法は？

店舗のデモ品などを買わない限り点灯するまでドット欠けの有無は分からないから、あった場合にどうするかを対策するしかないね。今回この液晶を選んだ理由の一つに、１年以内に常時点灯するドット欠け（輝点）が１つでも、またドット欠けが５ヵ所以上あった場合、３年以内ならそれぞれ３・５個あった場合、パネルを無償交換してくれるサービスがあるから。非常にありがたいことです。

という訳で、液晶も決まったし一件落着。

でも、ピボットは今回結局何に使うの？

そりゃあもちろん変な画……なんかじゃなくて、ドスパラHPを快適に見るために決まってます！

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(;￢＿￢)ぁゃ ι ぃ

Posted by dospara_partsdog at 15:02│Comments(2)│実用 PCパーツ | ３匹│2007年08月24日

この記事へのコメント

1. Posted by 名無しさん 2007年09月02日 03:03

画素数計算・・思いっきり桁数間違ってますよ。

2. Posted by ｼﾞｭﾘｰ 2007年09月03日 10:51

ご指摘ありがとうございます。抜けていた0を追加しました。

今後とも突っ込みと応援をお願いします。

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