音質か使い勝手か、PC環境に適したスピーカー選び
という訳で、PC用のスピーカーが欲しい今日この頃なのよ。
高いの買えば問題ないですよ。
ではお疲れ様です。
予算の都合が……><。デジタル入力や5.1chは今回必要ないから、数千円で我が家にピッタリなのない?
微妙に細かい条件ですね。まあデジタル入力で5.1chだとその価格の製品は見つけにくいからいい判断とは思いますが。
なんだかんだでスピーカーの音は好みの問題だから、選択のポイントを言うのであとは実際に選んでちょ。
ではさっそく。とはいえスピーカーで見ておくスペックといえば、「出力」ですかな。
いわゆる W(ワット)表示のことですね。
PCショップで売られているスピーカーは、1W〜5Wというモノが多いね(数値はスピーカー1つあたり。ステレオスピーカーなら左右2つあるため、出力合計は2倍)。 まあ、5.1chとかはスピーカー×5、さらにウーファもあるからさらに出力がアップする計算になるけど。この場合、スピーカー1つ辺りの出力をチェックしておきましょう。
出力が大きいとボリュームも大きく出せるってこと?
そんなところです。それに、出力が小さいスピーカーは、ボリュームを上げると音が割れやすい傾向があります(全ての製品ではないですが)。
音割れはいわゆるかすれたような音になるってことね。
あとは、やけに音が軽い、低音が効かないとかですね。
まあ、これは内蔵アンプ(音の増幅器)の性能にもよるので一概には言えないけど、高確率で価格相応なところはあるよ。
次は?
これは必須ではないけど、トーンコントロールがあるかないか。
極端に言えば音質調整つまみですね。
手動で低〜高音を強調できるんだっけ?
これがあると、標準では音が軽いスピーカーでも、低音重視にすればある程度カバーできるよ。逆も然(しか)り。
なくても音質が良いスピーカーは問題ないけど、あればあったで、より自分好みの音質に調節できるってことね。
ただし、元の音質が軽いスピーカーを無理に低音重視にしても、低音が強調というよりも音全体がこもったような聞こえる印象ですね。
なお、トーンについては、サウンドドライバの機能で調節も可能です。
デスクトップ右下の赤いスピーカーアイコン(白いアイコンはボリューム)をクリックすると、このようにオーディオマネージャが開きます。
※写真はサウンド:Realtek、OS:XPの場合です。
ここにあるイコライザで様々な音質を選べるので、色々試して好みのものをどうぞ。すぐ上の「環境」では、浴室や石室内などでの聞こえ方も設定可能。石室などはすごいエコーがかかるなど、一般の環境ではありえない音響効果が楽しめます。
あとは、製品ごとにヘッドフォン端子の有無、形状の違い、振動・防磁への対応といった特徴があります。まあPCスピーカーを手軽に選ぶ基準はこんなところですかね?
じゃあ実際のスピーカーを聞き比べたいわね。ゲットよろしく。
……基準を元に自分で選ぶんじゃ?
さっき焼肉食べまくりで匂うから、私が行くときっと迷惑よ。
そうくるとは想定の範囲外……。しかし昼間から……。
ま、まあ頑張ってください(この押しの強さは大阪人としてぜひ見習わんとあかんわ……)。
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2時間後
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とりあえず本店で物色してきたです。本店では10種類のスピーカーが聞き比べ可能なので、ここで色々チェックして選んだのがこちら。
エレコム:MS-105U
主な仕様、出力:1W×2、電源:内蔵(USB給電)、トーンコントロール:無
ドスパラ通販価格:880円
エレコム:木のスピーカー MS-76MA
主な仕様、出力:4.5W×2、電源:内蔵(コンセント)、トーンコントロール:有
ドスパラ通販価格:3,480円
ロジクール:X-240
主な仕様、出力:5W×2・15W(サブウーファ)、電源:内蔵(コンセント)、トーンコントロール:サブウーファ用ボリューム有
ドスパラ通販価格:5,480円
※通販価格は2/4のものです。
ところで、製品チェックするのはいいんですが、極端に軽いとか音割れとかしない限り、我々じゃ音質の違いなんて分かりませんよ?
そうそう、3匹ともサウンドには無縁だもんね。
何を言ってますかなぁ。ここにサウンド記事を書いたという歴史を持つ拙者がおるでしょうに。
そんな過去知りませんって。ていうか、誰かさんは絶対音に興味がないと思ってたのに……。
失礼ですな。という訳で、元サウンド戦士がチェックするのでご安心を。
ゲームパッドの時と同じ流れね……。
なお、チェックポイントは、
・音質(低〜高音どちらが強いか)
・音割れ(特にボリュームアップ時にどうなるか)
・その他機能や気付いた点
です。
ではスタート!
・音質
MS-105U:MP3程度を普通に聞くのは問題ないが、やはり低音が不足気味。低音バリバリの音楽DVDだと、肝心の低音がほとんど聞こえず。
MS76MA:ほんの少し軽いがバランス良し。トーンもあるので低〜高音までOK。ただし低トーン時は低音が強調ではなく全体的にこもった印象。
X-240:さすがサブウーファつきで、低音もばっちり。サブボリュームminの場合は少し軽い。
・音割れ
MS-105U:低価格ながら、今回の環境では発生せずびっくり。
MS76MA:普段は問題なし。ただし、トーンを上げる(高音強調)とボリュームアップ時に割れやすい。
X-240:今回のチェック環境では発生せず。
・その他
MS-105U:USB給電なので、PC側のUSBポートの空きに注意。あとスピーカーのLR表記が気付きにくい(外箱でも確認可能ですが)。
MS76MA:比較的小型で置きやすい。ただし、土台部分次第ではFFベンチマークのような低音が細かく震えるサウンド時に、かすかに共振を感じるかも。
X-240:携帯音楽プレイヤーを設置できるクレードルが便利。プレイヤーがなくても、手元に置いて電源オンオフやボリューム調節といった、リモコンとしての使い方が可能。
なるほど。ただ、こう見るとMS-105Uは価格の割にがんばっているようですが、予算数千円なのにわざわざ880円のを選択しなくても……。
だよね。
お待ちあれ、リンダの購入条件には設置スペースが触れられてなかったから、狭い場所でも大丈夫な物も用意したのですぞ。普段スピーカーを買う人は、音質を求めている人だけじゃないですからのう。 なお、ちょうどこの時にUSB給電可能な製品はこれしかなかったのです。まあ、他にあってもこういったUSB給電スピーカーは出力が低いため全体的に低価格製品が多いですが。
音質を求めていない人と言いますと?
全員が音質を求めていたら、一般的な液晶内蔵スピーカーとか使う人はいないでしょ。でも実際にはいる訳。 つまり、豪華なスピーカーを置く場所はないし、普通にサウンドが聞こえれば問題ないので液晶のを……、という人も多いということです。
※もちろん高出力・ウーファ内蔵といったスピーカーの液晶もあります。詳しくはこちら。
なるほど。
そこで登場のMS-105Uは、先に言ったとおり電源がUSB供給、つまりコンセントを使わないってのがポイント。
コンセント不要ってのはありがたいやんな。
そうそう、この利便性は、ある意味USB扇風機と通じるモノがあるね。
まあ、本人がそう思うなら異論は……。
それに設置場所も、液晶パネル背後の左右両端に置けば、内蔵スピーカーと比べて邪魔になるほどでもなし。ケーブルの存在だけは外付けスピーカーの宿命なのでご勘弁。
さすがに外付けだけあって、1W×2でも同等の液晶内蔵スピーカーよりは音質もいいですしね。
なお、場所を取らないというのが最優先なら、ヘッドホンという手もありますけどね。ただ、ヘッドホンを長時間身に着けているのには抵抗がある人もいるでしょ。
ヘッドホンかこういったUSBスピーカーにするかはその人の好みしだいね。
実際に、家に50,000円の5.1ch、10,000円の木のスピーカー、15,000円のヘッドホンがあるのに箱にしまったまま、現在は1,200円のUSB給電スピーカーがメインという方が近くにいるよ。世の中そういうものなのです。
設置場所の都合でしょうがないのかもしれませんが、それはちともったいないわぁ。
というか、その人から使ってないのを貰えば一件落着じゃないの? 誰だか教えて^^
ま、まあその話はもう終わり。これからは未来に目を向けないといかんね。
(あんたか)
とりあえず、今回いろんなスピーカー聞いてたら、家のPC配置を換えてでもサウンド環境を戻したくなってきましたよ。
サウンドは目に見えないからつい存在を忘れがちな点もありますが、逆に言えば液晶同様にもっとも使用者に近い存在かもしれません。 設置場所がある人は、ぜひサウンドにも注目してください。
そうね。じゃあ私もこだわりにするかな。という訳で木のスピーカーちょうだい^^
……出力合計18Wなので、メガ18個で。
またそれかい。
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