高速化技術付き外付けUSB_HDDケースの底力
新しい外付けハードディスクが欲しい今日この頃。
先日、さりげなく内蔵の500GB買ってなかった?
先日、さりげなく内蔵の500GB買ってなかった?
それはメインPCのハードディスクから恐怖のカラカラ音が聞こえたから、大急ぎで環境移行のため購入したやつで、今回欲しいのはサブPC(ノート)用ですわ。
サブPCにそんな増設の必要あります? メイン増やせば良いのではと。
サブPCはテレビチューナー内蔵製品で、レコーダー代わりに使ってます。
なるほど。
で、どんな外付け製品にしたんです?
普通にハードディスク搭載ケース買おうと思ったけど、こんな製品を発見したのでゲット。
それは
ノバック:「SATA 2台はい〜るKIT TwinTurbo」
ですね。
数あるケースから、これを選んだ理由は?
この高速化機能「TurboHDD USB」に興味津々ですよ。
これって、バッファローやI/Oデータ製品で採用されているような、USB高速化技術ですか?
まあほぼ同じ効果だと思いますわ。
同じならハードディスク搭載済みケース買うほうが楽じゃない?
バッファローとI/Oは家にあるので別製品を試したいのと、ハードディスク2つ入るのが理由ですかの。
なるほど。
どれどれ、その高速化技術の効果を見せてちょ。
では早速。まずはケースそのものからチェック。
これが外観。この辺は普通の外付けケースの印象。
ハードディスクを入れました。
背面にはDIPスイッチがあります。左の「1」がモード・右の「2」が電源連動に対応。1を上でノーマル(2台のハードディスクを別々に使用)、下にするとコンバイン(2台を1台のドライブに見せる)モードに。
レッツ、コンバインね!
それはコンバトラーVですか(棒読み)?
昨年11月(21日)の教えを守ってくれて嬉しいね。
もういいわよ><
じゃあ続きを。コンバインモードは2台のハードディスクを1ドライブにするだけで、RAID 0とは違うのでご注意。その代わり、違うハードディスク同士でも1ドライブ化が可能です。
まあUSB接続ですから、RAID 0は意味が無いですし。それを思うとRAID 1ができないのがちと惜しいですね。
で、右の「2」スイッチは?
上だとPC連動、つまりPCの電源が入ればケースの電源が入り、切れれば一緒に切れます。下にすると非連動なので、PC電源がオフでもケース側はオンのまま。手動で電源スイッチを切りましょう。
そういう機能は便利ね。
なお、コンバインモードの場合、2台のハードディスクが違う容量でも使えます。最大認識は2TBまでで、さらに2TBの場合は、1TB×2台という条件があります。
という事は、1.5TBと500GBの組み合わせはだめですか?
その通り、1.5TBは認識しませんでした。もちろんノーマルモードなら1.5TBも使えます。
なるほど。
では、お待ちかねの速度測定です。
使用PCは、
マザーボード:FOXCONN P45A
CPU:Core 2 Quad Q9650
メモリ:SAMSUNG PC2-6400 1GB×2
内蔵ハードディスク:WesternDigital WD5000AAKS A7B
ビデオカード:GeForceGTX 285
OS:WindowsXP Professional SP3
ケース用のハードディスクは、
SEAGATE:ST315000341AS(1.5TB)、ST3500410AS(500GB)
です。
ケースをOSで認識させたら、まず付属CDからアプリケーションをインストール。作業そのものは簡単です。
インストールの最後に一度PCからUSBを外し、再接続。これで完了。(マザーボードによっては再接続不要)
ツールではアイコンをクリックすれば通常速度(Normal)、高速(Turbo)をすぐ切替可能。切替時に再起動は必要なし。
では測定スタート。
これが普通の時ね。
約34MB/s出てますから、このままでもUSB接続ケースとしては良好ですね。
ではTurboにします。
効果抜群!
USB接続ドライブで40MB/s超えとはご立派です。
正直驚きましたよ。という訳で、次にファイルをコピーしてみました。
※容量10.6GB、ファイル数2329のデータを、PC内蔵ハードディスクへコピーする時間を計測。
Normal 6分44秒
Turbo 5分22秒
ベンチマークの数値だけじゃなく、実際にも有効なのね。
ベンチマークも、このコピー時間も、ほぼ30%の高速化ですね。まさに仕様通りです。
好結果は何より。ただ、特殊な機能を持つ製品のせいか、マザーボードとの相性がちと激しい様子。
そうなんですか?
以下の結果をどうぞ。
MSI:G31M3-F(サウスブリッジ:ICH7)
最初からUSBを挿していると起動画面から進まず。途中からUSBを挿してもXP上で使用できず。
あらら。
次はこちら。
FOXCONN:A7DA(SB750)
起動画面で止まったようになる。起動はするが、相当時間がかかる。OSのデバイスマネージャ上では「!」。
ただし、オンボードのHDMIサウンドをDisableにしたら使用可能になりました。速度は……。
・Normal
・Turbo
Normalが凄く遅いわね。
TurboでもICH10でのNormalより遅いですけど、30MB/s出るならまあ……。
ひょっとして、P45マザーボードじゃないとダメ?
X58チップセットのGIGABYTE:EX58-UD3R(ICH10R)は異常無しでした。速度は……。
・Normal
・Turbo
P45Aより4〜5%遅いですが、Turboで40MB/s超えますね。
まあ十分です。
ただ、これを見る限り、サウスブリッジがICH10のマザーボードでないと十分に動かないって事?
いや、パッケージ裏の参考値での環境は945Gだから、ICHは7のはず。
まあ、他のオンボードデバイスとか、いろんな要素が絡んでると思いますよ。
ただ相性が激しいから扱いにくそうなイメージね?
その分、合うマザーボードだと高速な訳ですよ。相性などを乗り越えて高性能を発揮させるなんて、まさにパーツ購入の醍醐味! KYROシリーズとかを買った頃を思い出すね!
※KYRO:PowerVRアーキテクチャのビデオカード。PowerVRは、家庭用ゲーム機「ドリームキャスト」等にも採用されました。
そう言われればCバス(PC-9800・PC-9821シリーズの拡張スロット)のビデオカードは苦労したわね〜。
当時のCバスで相性問題ありましたっけ?
話せば長くなるけど、Cバスは16bitバスだったので16MB上限問題ってのがあって、私が買ったカノープスの製品は特殊な方法で制限を回避してたのよ。 そのため、高性能だったんだけど、一部メモリ領域を認識できなくて、しかもウチのPCはEpson互換機に無理やり増設メモリ積んでて(以下しばらく続く)……。今思えば互換機なので問題だったのかも。でも当時を思い出していたら血がたぎってきたわよ!
感動しました。でも年がばれますよ^^
しまった!
私は相性とかが問題になるパーツって遭遇しませんねぇ。パーツはしょっちゅう買ってますが、全部大手製品ですから。
意外と手堅いのね。まあ、大手でも相性がないわけじゃないから、運も良いのねきっと。
それはそれで問題ないけど、たまには変り種も行かんとね。
はあ、頑張ります。
気合が足りないよ。2009年になったんだから、未知のパーツも買うという心構えを持たないと時代に取り残されるよ。そう、変わらないと!
「We Can Change!」
「We Can Believe in Change!」
無理やりオバマ大統領ネタに持って行かなくても。
我々が世情に敏感なところをアピ……。
みんな知ってると思います。
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この記事へのコメント
1. Posted by とみー 2009年02月04日 17:18
オシレーターの交換してクロックアップしたのなんていい思い出です。
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