ついにハードディスクは2TB時代に！

またもや、物欲をそそりまくるハードディスクが発売されてしまいました。

その出だしから察するに、ハードディスクの最大容量を更新した2TB（テラバイト）製品ね？

その通りです。

Western Digital：WD20EADSですな。500GBプラッタ4枚で2TBを実現してます。

なんだかんだでハードディスクの新製品を見ると買いたくなるんです。

今年はパーツ購入控えるとか言ってた気が（プロフィール参照）……。

もちろん控えますよ。買うのは１台ですから。

……。

しかし、もうハードディスク１個で2TBなのねぇ。GB（ギガバイト）も過去になりつつ……。そう、時代は「地球」なのね！

ちきゅうがどうしました？

一般的に地球はテラと読むのよ。宇宙と書いて「そら」、強敵が「とも」と一緒ね。試験に出るわよ。

すみません、宇宙しか知りませんでした……。

全然一般的じゃないから問題なし！　しかも古いネタばっかり！

うう、「地球へ」は去年リメイクされたのに……。

まあ話を戻しましょう。

じゃあ、WD20EADSの価格だけど、ちょいと高くない？　1.5TBの登場時より割高なイメージなのよね。

初物なのでプレミアがつくとか色々な理由がありますからねぇ。

まあ、高くてもそれだけの価値があれば問題ないので、チェックしてみましょう。

まずは外見からです。

特に変わったところはな無いわね。

ただ、プラッタを4枚搭載しているせいか、厚みがありそうなイメージ？

まあ、プラッタ4枚なら、Seagateの1.5TB製品：ST31500341ASと同じでしょう。

確かに、両製品（WD20EADSは右）とも厚さは一緒（26.1mm）でした。

ではチェックを開始します。
使用PCはこちら。

マザーボード：MSI P45Neo-F
CPU：Core 2 Duo E8400
メモリ：A-Data PC2-6400 1GB×2
ビデオカード：RADEON HD4870

結果はこのとおり。

2008/5発売の500GB製品、SAMSUNG：HD502IJ（7200回転、250GBプラッタ、キャッシュ16MB）があったので一緒に計測しました。

最後に、Seagateの1.5TB：ST31500341AS（7200回転、375GBプラッタ、キャッシュ32MB）です。

シーケンシャルで100MB/s超えてますな。ただ、500GBプラッタでキャッシュ32MBだから130MB/sは期待してましたが……。

ああ、このWD20EADSは5400回転なんですよ。それを考えれば十分高速ですよ。

5400回転としては高速でも、結局のところ全製品の中でトップクラスでなきゃ価値が無いんじゃ？

う～む、念のため他のチェックも行いましたのでどうぞ。まずは10.6GB（ファイル数2399）のデータコピー時間です。

・別ハードディスクへのコピー時間

HD502IJ　→　WD20EADS	2分44秒
WD20EADS　→　HD502IJ	2分45秒
HD502IJ　→　ST31500341AS	2分45秒
ST31500341AS　→　HD502IJ	2分28秒
ST31500341AS　→　WD20EADS	2分20秒
WD20EADS　→　ST31500341AS	2分10秒

・同一ハードディスクへのコピー時間

WD20EADS	4分37秒
HD502IJ	6分00秒
ST31500341AS	5分58秒

次に、LineageⅡ起動時間です。

・スタートメニューで「スタート」を押してから、タイトル画面が表示されるまでの時間。OS起動直後と、タイトル表示後すぐにゲームを終了し、すぐ再起動の２回を計測。

	1回目	2回目
WD20EADS	26秒	16秒
HD502IJ	29秒	17秒
ST31500341AS	27秒	16秒

どれどれ……。違うハードディスクへのコピーは、ちょっとST31500341ASより遅いわね。これがシーケンシャルの差かしら。

で、LineageⅡ起動時間はほぼ互角。

同一ハ－ドディスク内へのコピーはWD20EADSが優秀です。

コレを見る限り、大容量データを他ドライブへコピーする時間はST31500341ASに譲るけど、その他は互角以上ってことね。シーケンシャルで20MB/s以上の差にしては立派。

弱点がない印象ですね。

ST31500341ASより遅く出ただけあり、その分優れているところがあるのは理解できたわ。ただ価格差を考えると、もうちょっと価値がほしくない？

そういや、このWD20EADSって、よくよく見れば「Caviar Green」ですのう。

それ何だっけ？

その名前は、Western Digitalのハードディスクでも特に低発熱低消費電力をうたう製品のことです。ちなみに「Caviar Blue」が一般、「Caviar Black」が高速タイプです。

VelociRaptorは？

あれはまた別系統の「エンタープライズ」向けです。

という訳で色々調べたところ、さすが低発熱シリーズだけあり、消費電力も少ないことが判明。

どれくらい？

アイドル時4W、フル動作時が7.4Wの模様。

う～ん、比較対象がないとわかんない。

Caviar Blackの1TBが、アイドル時7.8W、動作時8.4W。ST31500341ASだと、アイドル時8W（動作時表記無し）です。

おお、動作の真っ最中でも、高速タイプのアイドル時より消費電力が低いのね！

実際に測定したハードディスクを持ってみたら、本当に熱くなくてびっくり。

これならハードディスクが１つしか入らないコンパクトケースに向いてますね。Windows Home Serverを用意して、省スペース省電力な家庭用サーバーPCを作るのはどうでしょう。

あと重要なことですが、100MB/s出てるってことは、別に遅いわけじゃないのでよろしくです。

つまり超大容量で普通に速く、しかも低消費電力・低発熱ってことね？

そういうことです。

それが価値って事ね。しかしベンチ速度だけじゃなく、ちゃんと低発熱に気付くとはなかなかね。

ほら、それは蕭何の万世にわたる功績を称えた鄂千秋みたいな感じですぞ。と最近読んだ史記（漫画）の知識を早速ひけらかしてます。

ごめん、わかんない。

実際この価値を認めた人も多いそうで、初回分はあっという間に売り切れました。複数個買う人も多数とのこと。

早々に補充しますので、しばしお待ちください。

複数買うと最低でも4TB……。やっぱりRAID狙い？

その確率が高そうですが、普通に別々のPCに積むこともあるでしょうから。

そういや2TBとか4TBで思い出したけど、WD20EADSって2TBの壁大丈夫？

※ハードディスクには、504MBから今の2TBまで、様々な容量の壁が存在します。ネットで「HDD　壁」で調べてみてください。

この製品１つなら問題はありません。認識は1.8TB強ですから。

ただ、RAIDだと2TB超えるよね、これはST31500341ASを2台でも同じですけど。

そう言えば、私も1TBを3台でRAID 5やったらダメでしたからね。

じゃあ調査よろしく。

2TB（テラ）の壁だけに、調べるのテラ難しそう。後日頑張るです。

……他の人に聞くわよ。ところで「テラ難しそう」って？

ほら、名古屋弁で「とても難し……。

それは「でら」です。

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Posted by dospara_partsdog at 18:59│Comments(0)│主要パーツ | ３匹│2009年03月06日

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