ダイアモンドグリス「ICD7C」でCPUを華麗に冷却!
最近注目のグリスが出たそうで?
そうなんですよ、材料がなんとダイアモンドなのです。
永遠の輝き(大興奮)!?
そうなんですよ、材料がなんとダイアモンドなのです。
永遠の輝き(大興奮)!?
こちらがそのダイアモンドグリス、
親和産業:「ICD7C」です。
ちなみにグリスだけにペースト状ですから、残念ながら輝いている訳ではありません。
うう……。悲しいよマーマ。
??
ほら、せっかくダイアモンドということで集まってくださった女性の方々を引き止めるべく、ダイアモンドダストの必殺技を使った女性に人気のキャラネタを。
唐突にキグナス氷河さんの話をされてもねぇ。
すぐ分かるYouはさすがね。
いえいえ^^
しょっぱなから私を置いていかないでください!
……じゃあ本題に。親和産業のグリスと言えば、液体金属とか熱伝導シートでお世話になったですよ。
※前2回の記事は こちら と こちら!
なお、ダイアモンドの名称ですが、本製品がダイ「ア」モンドグリスなので同じ読み方で統一します。
了解〜〜。
材料のダイアモンドは非常に熱伝導率が高く、2000〜2500W/mkもあります。それだけに本製品の効果が期待できますね。
※ヒートシンクやグリスに使われる主な金属の熱伝導率は、アルミ:237、銅:401、銀:429です。
で、本製品はそのダイアモンドが約7カラット(1カラットは0.2g)入ってます。 内容量は1.5g、含有率は92%です。
残りの8%は何?
詳細は不明ですが、ダイアモンドの粉だけだとペースト状になりませんし、そうするための材料じゃないでしょうか?
そば粉には小麦粉、ハンバーグにパン粉を入れないと崩れやすいのと同じでは?
なるほど、本当かどうかはともかく納得。
ちなみに、普通のグリスより粘度が高いので、出すためには注射器を強く押す必要があります。 かといって全力で押すと、一気に出てしまう事になりますので、力加減にはご注意を。
特に最初は力が要ります。なかなか出てこないから塞がってるのかと思った。
では実際に冷却能力をチェックしましょう。比較用には近くにあったどこかのCPUクーラーの付属用を使います。
使用PCの主なスペックはこちら。
・インテル構成
マザーボード:Foxconn P55MX
CPU:Core i7 860
CPUクーラー:リテール
ビデオカード:GeForce 9600GT GE
・AMD構成
マザーボード:Foxconn A7GM-S
CPU:PhenomII X2 550
CPUクーラー:TDP 65W用
ビデオカード:オンボード
ケース:両構成共にBLケース(MicroATX)
今回は温度測定だけの為OSはXPです。計測は、負荷ツールに「Prime95」、測定は各マザーボードに付属のツール「FOX ONE」を使用しています。
AMD構成は、CPUクーラーがTDP65W対応製品に対して、CPUは80W製品を搭載したので、この状態でちゃんと冷えるかに注目。
期待期待。
・インテル構成
アイドル時 | 負荷時 | |
---|---|---|
普通のグリス | 16℃、1086回転 | 73℃、2142回転 |
ダイアモンドグリス | 17℃、1080回転 | 63℃、2102回転 |
・AMD構成
アイドル時 | 負荷時 | |
---|---|---|
普通のグリス | 39℃、2402回転 | 63℃、3199回転 |
ダイアモンドグリス | 36℃、2350回転 | 59℃、3040回転 |
同じクーラーでも最大10℃の差……。効果は液体金属や板に匹敵しますかな。ちなみにインテル環境よりAMDのほうが差が小さいのは前2回のグリスと同じです。
やっぱり冷えるのね〜。
なお、パッケージには塗り方が書いてある簡易説明書が付属してますが、 そこに複数グリスとの冷却比較もあります。これによると、Liquid Pro(液体金属)の方が少しだけ勝るようです。
さすがメーカーHPで「決して絶対にアルミ製のヒートシンクは、ご使用しないで下さい」というだけの強力グリスだけはあるわね。
その代わり、ダイアモンドグリスは電気伝導が無いため、もしマザーボード上にこぼしても安全とのこと。
使い勝手はダイアモンドグリスが良さそうね。
なお、価格ですが販売しているお店では、1,380円となります。
なんと、ダイアモンドなのに液体金属より低価格?
液体金属は内容量3.5g、こちらは1.5gですから、グラム単位だとダイアモンドが高価ですね。
あと、価格から察するに、ダイアモンドはさすがに工業用だと思いますぞ。
分かってるわよ。ロマンを求めてただけだもん><
また、簡易説明書の塗り方を見る限り、1回に使う量は液体金属より多くなりますよ。内容量も少ないため、何回も塗り直しは出来なさそうです。
でもほとんどの人はそう塗り直さないでしょ。1〜2回で済ますなら低価格なダイアモンドグリスでいいよね。
逆に、オーバークロック等をするためCPUやクーラーをよく交換する方は、使用できる回数が多く冷却効果が少しでも高い液体金属のほうが良いかも。
そうですね、この辺りは用途次第ですので臨機応変に選んでください。
では無事冷えると判明したところで、ありがたくダイアモンドを……。
そうは行きませぬ。ぜひ我が家の新PC用に(明日パーツを揃える予定)。
その時一緒に買いなさい。今欲しい私が優先ね。
人類は「明日」の未来へ向かって立たねばならぬ時である!(byギレン)
人類を新たな時代へと誘うのは、「今」を生きる人間だ!(byアレハンドロ)
いい年して、
ガンダムのセリフ使ってまでグリスを奪い合わないでください……。
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