ATXマザーボード搭載可能スリムケース「SARA」に注目!
先日メインPCを新調したので、古いマザーボードやCPUが余りました。売るかもう1台作るか……。
自作ならではの嬉しい悩みよね。
自作ならではの嬉しい悩みよね。
もう1台作っても良いですが、マザーボードがATXだからPCも大きくなるのが難点。
4台になるんだっけ?
その通り、さすがに設置スペースが……。
それなら、ちょうど良いケースがありますよ。
ほう?
これがスリムケースなのにATXマザーボードが搭載可能な Scythe:SARA(サラ) です。カラーはこのシルバー(SARA-SL)の他、ブラック(SARA-BK)もあります。
サラ……、ザビアロフ?
ブライアントじゃないの?
私もブライアントに1票。バーチャは当時遊んでました。
まさかリンダとテッシーが同じ答えとは……。
本製品の特徴は、電源もATX製品がそのまま使える事です。
詳細スペック、付属品等の情報は、HPをご覧下さい。
注意点としては、さすがにATX対応とはいえ、あまり大きいマザーボード&電源の組合せはきついという事です。
製品紹介のHPでは、推奨電源は奥行き140mmまでとなってますわ。
そこで、実際に組み込むとレイアウトがどうなるか見てみましょう。
それはありがたい。
用意したマザーボードと電源はこの2種類ずつです。
・マザーボード
ASRock:P55 Pro(幅218mm)
ASRock:P55 Extreme(幅244mm)
・電源
550W(奥行き140mm)
650W(奥行き158mm)
幅244mmのマザーボードって、いわゆるネジ穴が横に3列目まであるタイプね(赤丸内参照)。
ですね。一般的なATXマザーボードは、大きいタイプでもこの幅まででしょうね。これより大きい製品も、ゲーマー向けやサーバー用にありますけど。
ケースの仕様としては、幅260mmまでのマザーボードに対応してます。さすがにこの場合は140mm以下の電源必須ですが。
では組み込んでみましょう〜。
・218mmマザーボード & 140mm電源
スッキリしていい感じ。
電源ケーブルを束ねるスペースも十分ありますね。
・244mmマザーボード & 140mm電源
まだまだ大丈夫ね。
ケーブルのまとめ方は注意したいですね。ビデオカードに触れるかもしれません。
でも、このケースは増設カードがLowProfile限定なので、長いカードを挿す可能性は低いから大丈夫かと。
・218mmマザーボード & 158mm電源
マザーボードの幅が狭ければ、電源が多少大きくても大丈夫ね。
家の余ったマザーボードは、幅193mmしかないP5K-SEなので余裕です。
なお、244mmマザーボード & 158mm電源は断念しました。
そう言えば、最近のマザーボードはSATAコネクタが横向き配置の製品が増えています。
その場合、電源との距離や、SATAケーブルのコネクタ形状次第で接続が面倒になるのでご注意ください。
L字や逆L字ケーブルが欲しいわね。
あと、容量が大きい電源ほど、ケーブルも太く本数も増えます。つまり束ねにくくなる訳です。
この650Wの様に、プラグイン式の電源だと便利なんだけどね。
ですのう。
という訳で、無事ATXマザーボードが組み込めました。
それはめでたいですが、スリムケースにATXのような構成だと、排熱とか大丈夫ですかい? マザーボードが入るだけじゃ困りますぞ。
そうね。タワーみたいに背面の排気ファン無いし。
その代わり、上部に排気ファンがありますよ。標準付属は1カ所ですが、もう1つ増設可能です。
マザーボードがMicroATXなら、下部に吸気ファンを取付け可能なんですな。
なら大丈夫そうね?
とはいえ、実際に見ないと気にする方も多いと思うので、測定してみましょうか。
了解〜。
構成は以下の通りです。
マザーボード:ASRock M3A785GXH/128M
CPU:PhenomII X4 955BE & リテールクーラー
MEMORY:PC3-10600 2GB×2
ハードディスク:WD10EADS
ビデオカード:オンボード
電源:550W
CPU温度とファン回転数測定ツールは、
負荷ツール:Prime95
計測ツール:OC Tuner(マザーボード付属)
です。
アイドル:42℃ 2174回転
負荷 :64℃ 5296回転
955BEのリテールクーラーで64℃とはいい感じ。これはタワー型に匹敵するかも。
ほうほう。
例えば、コンパクトなJDケースに955BEを無理やり入れた9月の記事ですと、90℃まで上がっていますね。
※9月のBigShuriken記事は こちら!
サイドパネルに吸気口がちゃんとある点を見ても、エアフローはバッチリかと。
エアフローの良さはともかく、穴が多いとホコリが入りやすくない?
各吸気口には防塵フィルターが付いてますので、結構防いでくれそうです。
何気に親切設計ね〜。
という事で無事チェック完了。
もし、どうしても通常サイズのビデオカード等を搭載したい場合は、
3R SYSTEM:R570-BK
といった製品もあります。ただし横幅がその分大きくなりますが。
まあ、それはしょうがないわね。
R570と聞いて真っ先にセガのR-360を思い浮かべたのは、まだまだ現役ゲーム戦士という証拠ですかな^^
ゲーム戦士って……、サラで思いついたのがブライアントじゃなかったのに?
……いい年して例えがゲームやアニメばかりなのはどうかと思うのですよ。
開き直ったな。
そちらがゲームなら、こちらは「沙羅」双樹の花の色と、平家物語をさり気なく使って知的さをアピールしますかね(偉そう)。君たちも見習いたまへ。
おごりまくっている犬は久しからずだと思います。
その他記事一覧は こちら
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