ASRock先生のDDR3対応IONマザーボード「A330ION」をチェック！

そういえばDDR3メモリが余ったんですよ。PCをもう1台作ろうか悩みどころです。

（メモリを中古に売るんじゃなく、すぐ１台作る発想になるのはさすがです）

でも、自宅には稼動＆すぐ動かせる状態のPCが10台あるので、さすがに場所が……。

……それなら、ATOMやIONで作れば良いかと。マザーのサイズはMINI-ITXだからケースもコンパクトだし。

余ってるメモリはDDR3でしょ？　ATOMマザーボードはDDR2専用じゃなかったっけ？

いやいや、先日DDR3メモリ対応のIONマザーボードが発売されましたぞ。

確か
ASRosk：A330ION
ですね？

そう、あのASRock先生から先月発売された、CPUにATOMを搭載するマザーボードでは初のDDR3対応製品です。

そこで言う「あの」は、「あのオーベルシュタイン」と同じ意味ね！

一目置くという意味では同じですが、ASRockに対する皆さんのイメージは、オーベルさんより確実に尊敬と親愛の成分が多いでしょう。

さすがに今でもソケット754・939マザーボードを発売するASRockです。
本製品は変り種ではありませんが、メモリが入手しやすいDDR3という事で、使い勝手が良さそうです。

じゃあ早速見てみましょうか。小さいマザーだけど、端子も多くて豪華ね。

画面出力がD-Sub・DVI・HDMIの3種類（デュアル出力まで可能）あります。
※デジタル2系統（DVIとHDMI）の同時出力はできません。

サウンドに光デジタル出力があって、PowerESATAまであるし。

PCI-Express x16スロットもあるから、ビデオカード増設もできるのね。

では性能をチェックしてみましょう。マザーボード以外の構成は、
MEMORY：PC3-10600 2GB×2
※動作はPC3-8500（533MHz）となります。
ハードディスク：Western Digital WD10EARS
光学ドライブ：BUFFALO DVSM-P58U2/B（USB外付け）
OS：WindowsXP Professional SP3・Windows 7 Ultimate

チェックソフトと各設定は、

・3Dmark06
解像度：デフォルト（1280×1024）
Select Tests：「SelectALL」に変更

・モンスターハンターフロンティアベンチマーク（以下MHF）
解像度：デフォルト（1280×720）
(C)CAPCOM CO., LTD. 2007 ALLRIGHTS RESERVED.

・Final Fantasy Benchmark 3（以下FFbench）
Low（640×480） High（1024×768）
(C)2002-2007 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. （写真は通常のゲーム画面です）

・Superπ（円周率計算）：104万桁

・消費電力（ワットチェッカーで計測）
アイドル時：OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
負荷時：CPU負荷ツール「Prime95」と、FFBench Highを同時に実行し、1周終わるまでの最高値

です。

なぜXPも見るの？

最初Windows 7で見ていたら、FFbenchのスコアが製品レビューで昨年見たZOTAC製品よりだいぶ遅くて不思議だったので、XPも確認したのですわ。
※2009年6月のION記事は　こちら！

なるほど。

	FF：Low	FF：High	3Dmark06	MHF	Superπ
Windows XP	2945	1902	1488	1131	93秒
Windows 7	2219	1578	1473	1132	95秒

消費電力：アイドル時29W　　負荷時35W

DDR3対応だけど性能はDDR2版とほぼ同じね？　あと、確かにWindows 7だとFFBenchだけ数値が落ちるわね。

おそらくCPU性能が影響して伸びていないのかと思います。

でも、DDR2より少し省電力になるほか、これからマザーボード一式を揃える時にメモリが入手しやすいなど利点もあるでしょう。

FFBenchの詳細は不明ですが、古いベンチマークですから。Vistaの頃からXPよりスコアは低かったですし。

なるほど。

今度はPCI-Express x16スロットにビデオカードを増設してみました。

RADEON HD5870とか増設すればIONで最新3Dゲームも楽々ね！

本製品のような小型マザーボードだと対象のケースもコンパクトでしょうから、電源容量の都合で高性能ビデオカードはきついかと。
逆に大容量電源搭載の大型ケースに、このマザーを入れるのも現実的ではないです……。

まあ、昨年の記事によれば、IONのオンボードでもそれなりにプレイできますし、無理に増設する必要は無さそうですよ。

でも、せっかく増設スロットがあるんだから試さないと。

それでは、手元にあったRADEON HD5450・5570で見てみますか。
両製品ともLowProfile対応なので、コンパクトなスリムケースにも搭載可能だからちょうど良いかと。
チェックしたベンチマークはMHFと3DMark06のデフォルト設定です。

HD5450・HD5570の3D性能は、先月の製品レビューをご覧下さい。
※RADEON HD5450・HD5570・HD5670の記事は　こちら！

	3Dmark06	MHF
HD5450	2628	2035
HD5570	3076	5486

785Gでの計測と比べて、3DMark06が下がるけどMHFはアップ。CPU性能の差を考えると不思議かも。

オンボードでもIONが785Gより上だし、IONとMHFは相性が良いみたい？

結果としては、ゲームやベンチごとに相性が激しいものの、ビデオカードを増設すればちゃんと3D性能は上がります。 IONベースでネットワークRPGなどを快適にプレイしたい方はぜひ参考にして下さい。

ほいほい。

これで安心して１台増やせます。設置スペースが少ないので小型ケースでお手軽に行きますか。

本製品はIONマザーボードとしては低価格でお買い得なのもポイントね。11台目の作成頑張ってね。

11台目？

さっき10台稼動PCがあるって言ったでしょ？　だからこれは11台目では？

ああ、それですか。実はもう１台ノートPCの購入も考えていますので、12台目かもしれません。

……。

ただノートPCはさすがに考え中なので、11台目で正解にしても良いですよ（偉そう）。

……11とくれば、徳川十一代将軍の家斉は子供が55人いたそうですわ。テッシーはPCが11台だから、目指せ55台！

話の流れに無理があります。

……11ならやっぱり「11人いる！」じゃない？　ここは「11台ある！」だけど。

自分でも多いと思ってますよ。もうネタにしないで下さい＞＜

その他記事一覧は　こちら

Posted by dospara_partsdog at 16:57│Comments(1)│TrackBack(0)│主要パーツ | ３匹│2010年03月05日

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この記事へのコメント

1. Posted by 素人の考え 2011年02月22日 11:03

家に

256MBのDDR2 DIMMメモリが2枚
512MBのDDR2 DIMMメモリが2枚

256MBのDDR SO-DIMが2枚

ある。
DDR2が刺さっていたマシンにはすでに
2GBのDDR2 DIMMメモリが2枚刺さっている。
CPUがP4なので、新しいマシンを中古品で
組もうかと思っているが何か良い構成って
ないでしょうか?

AM2マザーとAthlonIIx2とかどうでしょう。

SO-DIMMの方は1GB SO-DIMMを2枚刺している
のでもうノートPCが壊れるまでこの構成で
いいかなと思っています。

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