今度はLANで画面転送にチャレンジ
先月紹介した、ワイヤレスUSBで離れたモニタに画面を表示する「EZR601AV」が好評です。
※EZR601AVの記事は こちら!
という訳で、他にも面白い機器が無いか探していたら、ネットワーク経由で画面を送るアダプタを発見しました。
※EZR601AVの記事は こちら!
という訳で、他にも面白い機器が無いか探していたら、ネットワーク経由で画面を送るアダプタを発見しました。
これがその
Silex:Network Display Adaptor NetDA-1
ね? 何だかルーターみたい。
ちなみに本製品は企業向けですが、もちろん家庭で使えます。
具体的には何が出来るので?
簡単に言えば、EZR601AVの様に離れた場所にあるモニタへ画面を送る製品です。
両製品の違いは、転送方法だけ?
いえいえ、本製品はアダプタ側からPCを操作できます。
それは面白そう。
しかも1つのアダプタがあれば、複数のPCで使用できます。さすがに同時は無理ですが。
それってどうやるの?
あとネットワーク機器で企業向けと聞くと設定がものすごく難しそうないイメージだけど、どうでしょ?
設定も複数操作も簡単ですよ。 サンプルをお借りしましたので、最初にセットアップ方法から紹介します。
最初にアダプタをネットワーク&ディスプレイに接続し、電源を入れておきます。
ファイアウォールソフトが起動している場合、インストール時は機能を停止してください。
↓
PC側にセットアップCDを起動するとこの画面になります。
最初に「NetDA の設定」を選びましょう。
↓
NetDA検索は自動でアドレスを見つけますのでそのままスルー。見つからない場合はLAN設定を確認してください。
↓
TCP/IPの設定も自動で構いません。
↓
無線LAN接続の場合、ここでアクセスポイントと接続して下さい。有線の場合は、「無線設定を行わない」にチェックを入れて次に進みます。
次にドライバをインストールします。 これは指示に従って、「次へ」「はい」を押していけば終わりです。
ドライバですが、説明書の対応OSにWindows 7がありませんでした。
Windows7は非対応?
確かにWindows7だとディスプレイドライバが入りません。XPは問題ないのですが……。
メーカーの製品紹介やサポートページを見たところ、2009年12月に対応した模様。現在はドライバCDバージョン1.4.0がダウンロード可能ですわ。
※NetDA-1の製品紹介ページは こちら!
サンプルに付属のCDバージョンは1.0.0ですね。 という事で1.4.0をダウンロードしたら、Windows7でも無事インストールできました。
Windows7でインストールが出来ない方は、ドライバCDのバージョンをご確認下さい。
使用時は、このメニュー画面で赤丸内のアイコンを押せば接続が開始されます。
複数のPCにドライバなどをインストールしておけば、それぞれのPCを操作できるわけね?
さすがに同時接続は無理ですがそういう事です。
別PCの画面を移す際は、まず現在接続中のPCで青丸内のアイコンを押して切断し、それから使うPC側を接続してください。
例えば我らのPCにインストールして、会議室のモニタとアダプタを接続すれば、会議でそれぞれのPC内にある資料を見ることが出来る訳ですな。
なるほど。で、実際の表示具合はどう?
手前の画面がNetDA-1、右奥がPC側です。ちゃんと映ってます。
動画は無いの?
操作時のレスポンスですが、ほぼUWBの時と一緒だったので、 EZR601AVの記事にある、動画01を見ていただければ大丈夫かと。
※USB接続の無線画面アダプタ「EZR601AV」の記事は こちら!
動画02みたいな3D画面は?
Windows 7環境では一応映りましたが、コマ落ちと画像のブロック化が激しいため使用は考えない方がよいでしょう。
メーカー製品ページにDirectX、OpenGLなどのAPIには非対応とありますからやむを得ません。
こう見ると、EZR601AVと同じ画面アダプタでも、特徴はだいぶ違うのね。
ですね。本製品の特徴は以下の通りです。
長所
・有線、無線LANに対応。
・Wireless USBより遠距離のモニタに表示が可能。
・複数のPCで使用可能。
・アダプタ側からPCを操作可能。
・解像度1920×1200(WUXGA)まで対応。
短所
・画面出力はアナログ(D-Sub)のみ。
・3D画面は非対応。映ってもコマ落ちやノイズが発生し、非常に荒い画面になりました。
・回線状況によって表示のレスポンスが低下。
あと、本製品は、
VCCI(Voluntary Control Council for Information Technology Equipment:情報処理装置等電波障害自主規制協議会)
クラスA対応のため、家庭向けのクラスBより放射電界が強力です。
つまり、家庭内で使用時はテレビやラジオにノイズが入る可能性があります。
クラスA製品を家庭環境で使用して電波妨害が発生した時は、使用者が適切な対策を講ずるように要求されることがあるそうです。
という訳でチェックしてみましたが、いかがでしょう?
やっぱりアダプタ側で操作できるのが最大のポイントですな。
私たちの会議用にも導入してみる?
便利ですしね。
……。
その沈黙は何?
……今すぐハードディスクを整理しないと。
家のPCならともかく、会社のPCですから変なファイルは無いのでは?
とっておき画像の元データが皆に見られちゃう><
※2008年の台湾Computex TAIPEIの記事は こちら!
まだ保存してたのか!
■今回紹介した製品
Silex:Network Display Adaptor NetDA-1
その他記事一覧は こちら
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