変り種のP67マザーボード2種類をチェック!
第2世代のCore i7/i5が発売されて話題よね〜。
i7 2600Kを1個と、マザーボード2枚(H67とP67)、メモリを新たに16GB買いました^^
CPUを両方のマザーボードに乗せ替えて色々遊んでます。
(さすがだ……)。
i7 2600Kを1個と、マザーボード2枚(H67とP67)、メモリを新たに16GB買いました^^
CPUを両方のマザーボードに乗せ替えて色々遊んでます。
(さすがだ……)。
我らもこの最新CPUをチェックしたいところですが、すでに製品レビューで扱っているので、
マザーボードに目を向けて、気になった変り種製品をチョイスしてみました。
ほうほう。
では、最初に
GIGABYTE:P67A-UD3P
を見てみましょう。
最初に?
今回は2種類紹介するんですわ。
なるほど。で、何が気になったので?
基本的に各社の67マザーボードはUEFIを採用しているのですが、GIGABYTEだけBIOSなのです。
普通のBIOSだと、2TBの壁を超えているハードディスクを起動用として(全容量を)使えないんじゃ?
そこはメーカー独自に対応させたとの事。なのでチェックしたいと思ったわけですわ。
※2TBの壁も解説している2.5TB・3TBハードディスクの紹介ページは こちら!
ちなみに本マザーボードの場合、BIOSバージョンがF5から壁超え製品対応となります。 購入品がF3の場合、アップデートが必要です。
※P67A-UD3PのBIOSダウンロードページは こちら!
なお、BIOSアップデート作業は自己責任となりますのでご注意下さい。
他のマザーボードでも購入後のアップデートが必要な可能性があるのね。
なお、説明書は壁超え非対応バージョンの頃に作成されており、起動用にする方法が書いてありません(2011/1/19現在)。
という訳で、ここでその方法を解説しましょう。 用意したハードディスクは、
Western Digital:WD25EZRS(2.5TB)
です。
壁超え対応BIOSでは、「Advanced BIOS Features」に「CD/DVD Boot Option」が追加されます。 現在の説明書にはこの項目が無いのです。
設定内容は以下の通り。
NON-EFI :通常のMBRでインストールするため、壁超えドライブだと使えない部分が出ます
EFI :Win7(Vista) 64BitのDVDを使用すると、容量に関係なくGPTでインストール
Auto :Win7(Vista) 64BitのDVD & 壁超えドライブ構成時のみ、GPTでインストール
通常はAutoで良さそうね。
あと、GPTフォーマットでインストールの際は、ハードディスクのBoot順番をFirstにして下さい。
最初のOS用DVD読込みは、起動時にF12を押して、BootメニューからCDROMを選んで進めましょう。
GPTでインストールする場合、ハードディスクが空でも
この「CD/DVDから起動させたい場合は何かキーを押してね」というメッセージが出るため、
キーを押して進めてくだされ。メッセージが消えるまで放置すると処理が止まりますぞ。
いつもとフォントが違う気がするけど?
そうですね。通常はこのフォントになります。
※通常はハードディスクが空の場合すぐインストールが始まるのでメッセージは出ません。
フォントう(本当)だ^^
…………。
すみませんでしたm(__)m
あとはいつも通りインストールすれば完了です。起動用ドライブとして全容量が使えましたぞ。
こちらはNON-EFI(MBR)で起動ドライブにした状態です。280GBほど使用できません。
GIGABYTEの67マザーボードでの壁超えチャレンジは無事終了ね。 じゃあ次のマザーボードよろしく。
ASRock:P67 Transformer
ですわ。先週末に製品レビュー担当が買っていたので拝借してきました。
これはひょっとして……。
旧Core i7 800/i5 700シリーズ対応のマザーボードですね。
最新チップセットで古いCPUが使えるという、ASRock先生らしい製品です。
※LGA1155の新Core i7/i5は非対応です。
最新Core i7/i5と関係ないけどね……。
まあそう言わずに><
本マザーボード最大の特徴は、箱の裏にも書いていますが、PCI-E x1がGen2のため(P55・H55はGen1)、
ブリッジチップ非搭載でもSATA3.0やUSB3.0の帯域が確保され、高速になるという事です。
確かSATA3.0対応SSDのレビューに、 「PCI-E x1 Gen1接続のMarvell SATA3.0搭載マザーボードだと遅くなる」って書いてあったわね。
※C300採用SSDの紹介記事は こちら!
ですので、こちらのマザーボードでは、C300を使ってSATA3.0とUSB3.0の速度をチェックします。
ただし、噂だとCPU周りのスペック(DMI速度)が新Corei7/i5の半分なので、そこが影響して少し遅いかも、という事です。
なお、CPUはi7 860を使って問題なく動作。 土日ずっと負荷をかけ続けて放置というハードなチェックもしましたが問題ありません。
なるほど。
なお、本マザーボードは、旧Core i5 600/i3 500の両シリーズ(ビデオ機能内蔵CPU)非対応です。 起動すらしませんのでご注意を。
では速度チェック開始。ちょうど本来のP67もありますから比較しました。
なお、P55・H55は以前測定した参考データです。
・Transformer SATA3.0(IDE)
・Transformer SATA3.0(AHCI)
・Transformer USB3.0(Etronチップ)
・P67A-UD3P SATA3.0(IDE)
・P67A-UD3P SATA3.0(AHCI)
・P67A-UD3P USB3.0(NECチップ)
・参考:ブリッジ非搭載P55 SATA3.0(Marvell IDE)
・参考:ブリッジ非搭載H55 USB3.0(NECチップ)
LGA1155用P67よりは少し遅いけど、P55・H55と比べると圧倒的ね。 あとAHCIにすると差が縮まるのね。
少し遅い理由がDMIかどうかは不明ですが、 旧i7等を持っていてマザーボード買い替えを考えている方には魅力十分な速度かと思います。
LGA1155用マザーボードはASRockやMSIでもチェックしましたが、いずれも同等の速度でした。
ちなみに、ASRockの67マザーボードが搭載しているUSB3.0チップはEtron製です。
複数マザーボードで見た結果、NEC:MAX200MB/s、Etron:MAX220MB/sでしたぞ。
ほう、NECより速いとは……。
なお、本マザーボードは本来のCPUとチップセットの組合せではないので、以下の様な制限があります。
・最大メモリ容量は16GB(LGA1155は32GB)
・BIOS(UEFI)で選択できるCPUの動作コア数が1・ALLのみ
(55マザーボードは1・2・ALL、LGA1155版67マザーボードは1・2・3・ALLが選択可能)
なるほど。
という訳で無事チェック終了です。両製品とも問題無しで何よりでした。
ちょい待った。P67 Transformerで納得できない点があるんだけど。
なんでしょ?
付属品を見たら、ドライバDVDのデザインが他の67マザーボードと同じなのよ。
どこか変ですか?
製品名がトランスフォーマーなんだから、
880G等の一部マザーボードに付属しているそれっぽいデザインのディスクにすべきじゃない?
……。
そういえば、ファミコンの「コンボイの謎」はクリアできませんでしたのう(遠い目)。
……。
あのソフト、自機はコンボイじゃなくウルトラマグナスなんだってね(Wikipediaより)。
初めて知った……。
今年も相変わらず私が分からないネタ全開ですね><
■今回紹介した製品
GIGABYTE:P67A-UD3P
ASRock:P67 Transformer
その他記事一覧は こちら
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