SATAカード増設でコネクタ不足を解消!
先日ツイッターでもつぶやきましたが、Intelから
B2ステッピングなのでSATA2部分を外した
という潔いマザーボード、 「DH67VR」が発売されました。
※ツイッターのページは こちら!
SATAが全部で2ってのは少ないかも。そういえばこのマザーボードに限らない話だけど、
SATA不足を補うために増設カード付けた場合、速度はどうなるの?
それなら、増設カードをちょっと見てみましょうか。
B2ステッピングなのでSATA2部分を外した
という潔いマザーボード、 「DH67VR」が発売されました。
※ツイッターのページは こちら!
SATAが全部で2ってのは少ないかも。そういえばこのマザーボードに限らない話だけど、
SATA不足を補うために増設カード付けた場合、速度はどうなるの?
それなら、増設カードをちょっと見てみましょうか。
という訳で、お手軽なSATAカードを2種類用意しました。
玄人志向:SATA3I2-PCIe(SATA3.0)
BUFFALO:IFC-PCI2SA(SATA1)
どちらも2ポートを増設可能です。
PCI接続のって使う?
MicroATXマザーボードはPCI-E x1が1つしか無い製品が多いです。
もしTVチューナー等を増設していると、空いているスロットはPCIだけですから。 実際こういった製品はまだまだ需要があります。
なるほど。
なお、SATA3I2-PCIeのドライバCDには、インストールメニューがありません。
「SATA6G_M9128」フォルダ内のセットアップファイルを実行してください。
IFC-PCI2SAは、メニュー画面で「IFC-PCI2SAのセットアップ」を開始して、あとは指示通りに進めるだけね。
使用PCは、せっかくなのでSATA3.0が無いH61環境を用意しました。
ここにカードを足すとちゃんと高速環境が作れるかに注目。
マザーボード:H61 MicroATX
CPU:Core i5 2300
Memory:PC3-10600 2GB×2
OS用ハードディスク:WD1002FAEX
OS:Windows 7 Ultimate
チェック用ドライブは、
HITACHI HDS723020BLA642
Intel 510 120GB
です。なお、今回のチェックは、
・CrystalDiskMark 3.01a
・ATTO Benchmark 2.46
のみとなります。
●HITACHI HDS723020BLA642
・オンボードSATA2
・SATA3I2-PCIe(SATA3.0)
・IFC-PCI2SA(SATA1)
●Intel 510 120GB
・オンボードSATA2
・SATA3I2-PCIe(SATA3.0)
・IFC-PCI2SA(SATA1)
SATA3.0カードだと、SSDで350MB/s出るわね。
Intel 510の紹介時でも計測していますが、Marvell等のPCI-E x1接続のSATA3.0チップは、 約350MB/sが上限ですので十分な結果かと。
※Intel 510の紹介記事は こちら!
オンボードSATA3.0の様に400MB/s以上は出ないの?
PCI-E x1では、Gen2接続でも帯域が500MB/sです。SATA3.0本来の600MB/sには及ばないため少し遅くなる模様。
そういう事か〜。
ただし、WriteはSATA2やオンボードでMarvellチップを搭載しているマザーボードより遅いですね。
ハードディスク・SSD両方で同じ傾向ですので、少しでもReadが速い方が良いドライブはSATA3.0カード、Write重視ならSATA2にどうぞ。
なお、本製品に限らず、PCI-E x1用のSATA3.0カードをGen1のスロットに取り付けると速度は大幅に落ちます。
※USB3.0増設カードも同様です。
これはC300紹介の時と同じ理由ね?
※C300採用SSDの紹介記事は こちら!
X58(PCI-E x1 Gen1)接続時
・HITACHI HDS723020BLA642
・Intel 510 120GB
です。PCI-E x1 Gen1は帯域が250MB/sしか無いので、オンボードSATA2よりも遅くなると。
ハードディスクはWriteが40MB/s低下で、高速なはずのIntel 510は……。
ご覧の通りですので、増設時はPCI-E x1の仕様を予めご確認下さい。
※PCI-E x4スロットがある製品なら、そちらに取り付ければほぼ大丈夫です。
ただし、SLI・CF用のPCI-E x8・x16に取り付けると、
製品によってビデオカードの帯域がx8に減る事があります。
PCIのSATA1カードについては、これくらいで問題ないよね?
ですの。
SATA1は理論上150MB/sでも、PCIスロットは133MB/sですからね。
ただ、カードとして問題なくても実際100MB/sまで落ちるし、使い道はどうするかな。
テレビ録画データの保存用ドライブとかはどうです?
Read・Write共に35MB/s前後の外付けUSB2.0接続ハードディスクでも問題ないですから、Read:100MB/s、Write:70MB/sなら余裕です。
基本的に起動用ドライブはオンボード、データ専用ドライブはPCIカード側という事で。
※さらに古いマザーボード(チップセット)では、速度が落ちる可能性があります。
あと、カード側に取り付けたドライブをOS起動用にしたい場合は……。
IFC-PCI2SAの場合、カード上のジャンパピン変更が必要ですぞ。
※写真はデフォルト状態(起動不可)です。起動用への変更は、ピン1-2に繋げてください。
SATA3I2-PCIeは、H61は可能でしたがX58で起動用不可でした。
今回見たX58はオンボードMarvell SATA3.0も搭載するので、そちらだけ認識しているのかも。
とにかく起動用に出来ないマザーボードもある点をご注意下さい。
という訳でチェック完了。
SATA3.0カードはReadが速いですね。PCIは速度相応ですが、データ用なら十分、というところでしょうか。
オンボードと増設のどちらにつなげるかは、使用ドライブ(の速度)や用途でお選び下さい。
そういえば家のP67はまだ交換してないですわ。GWに交換予定ですが、外すのきつい……。
SATA2に繋げている分は今回の増設カード買って対応するかな……。
なるべく交換をお願いしたいけれど、どうしようもなく外せないならやむを得ないかと。
いやいや、そのままSATA2を使って症状チェックをどうぞ。結果はご報告お願いします。
……。
私も手伝いたいですが、2枚とも交換済みでチェックできないのが残念です^^
あんたは鬼か><
■今回紹介した製品
玄人志向:SATA3I2-PCIe
BUFFALO:IFC-PCI2SA
その他記事一覧は こちら
この記事へのコメント
1. Posted by kaz 2011年05月12日 20:34
いつも ひそかに 拝見してます。
次回は是非 ハードウェアRAIDできるカードを利用して爆速ストレージを構築してみてください。(レビュー見た人が「おぉ!」と購入してくれるかもしれないしネ!w)
次回は是非 ハードウェアRAIDできるカードを利用して爆速ストレージを構築してみてください。(レビュー見た人が「おぉ!」と購入してくれるかもしれないしネ!w)
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