ASRockのリモコン付きマザーボードをチェック！

最近暑くて、しかも節電でエアコン控えているから家で動くのがしんどい……。
そのしんどさは、起きてからPCの電源入れるために1m動くのも嫌なくらいですわ。

それは単なるものぐさでは……。

という訳で、ASRockからリモコン付属のマザーボードが発売中と知り、
これなら動かずに電源オンができるのではと、試してみたく……。

いわゆるHTPC（ホームシアターPC）に向いている製品ですね。

リビングの様な広めの部屋でテレビ（ディスプレイ）の近くにPCを置き、
少し離れたテーブルやソファから、リモコンでMCE（メディアセンターエディション）で音楽やDVDを楽しむってのが一般的ね。

我が家はソファーに近い高級座椅子だから、そこから動かずリモコンでいいってことですな。

でも1mなのよね？

……。

細かい話は置いておき、チェックに行きましょう。ここで紹介するのは、
ASRock：Z68M-ITX/HT
です。

で、今回は何を見るの？

リモコン付属という事で、普通のマザーボードと比べて配線や設定が少し異なりますので、その辺りをチェックしてみましょう。

了解～～。

●前面用USBの配線に注意

これはどういう事？

マザーボード上のUSB、つまりケース前面用のピンの付け方が少し難しいのです。

これはZ68M-ITX/HTの場合ですが、 USB2.0用ヘッダーピン2カ所の間に、白いヘッダーピンがあります。これがリモコンのレシーバー用CIRですわ。

普通はUSB2.0を赤枠の部分に接続するのですが……。

本製品の場合、この緑枠の様にUSBとCIRにまたがって接続するのです。

これは説明書を見ないと絶対間違えそうね……。
　　※付属説明書は多言語対応ですが、ピンの接続方法は英語ページにしか記載がありません。
　　　日本語ページだけ読むと分からないのでご注意。

実際に取り付けるとこの通り。
　　　※H67M-GE/HTのQ＆A　にも詳細が載っていますのでぜひご覧ください。

CIRに付けた側のUSBは、レシーバー専用になり、普通のUSB機器は使えません。

逆に普通の接続方法にすると、リモコンが使えなくなるのね？

そうです。

●レシーバーの扱いにも注意

内部配線も終わったし、あとはOK？

レシーバーはUSBメモリのような形状ですが、ケースの前面USBの位置次第で激しく干渉するのです。

とは？

レシーバーなのですが、プラスチック部分が厚いのです。

ああ、つまりUSBコネクタが縦に近距離で並んでいるケースだと危ないのね？

その通り。あるケースにレシーバーを付け、やはり厚めのUSBメモリをつけてみたところ……。

これはきついわね。押し込むわけにもいかないし……。

ご承知の通り、本マザーボードは前面USBを１つレシーバー専用にしますので、
こういう干渉が発生した場合はもう１つのUSBは使わない方がよいかと。

前面USBが使えないと不便だから何とかならない？

もう片方のUSB2.0ピンヘッダーは空いてますから、USB付きのカードリーダーを使うとか。

AINEX：USB-001B
の様な製品でCIRに接続して、背面からケーブルを出してUSBコネクタを前面に持ってくるとか。

なるほど。これからケースとリモコン付きマザーボードをセットで買う方は、USBの位置もご注意を＞＜

●最終チェックと動作を確認

ではセッティング完了？

後は最終チェックを。レシーバーが認識されれば、BIOSの「Advanced」に「Super IO Configuration」という項目が出現するので、
その中の「CIR Controller」が「Enable」になっているか確認してくだされ。
　　※レシーバーは電源を入れる・再起動の前に取り付けておく必要があります。
　　　電源を入れた後にレシーバーを取り付けても、OS上で使用できません。