低価格な4画面出力対応ビデオカードをチェック!
最近低価格な4画面出力対応のビデオカードが発売されて少し話題になっています。
製品レビューが先日HD6870のデュアルカードを見ているから、 我らも対抗して個性派でマニアックなビデオカードをチェックせねばなりますまい。
※PowerColorのRADEON 2製品紹介記事は こちら!
その理屈は一体……。というか対抗してたのね。
製品レビューが先日HD6870のデュアルカードを見ているから、 我らも対抗して個性派でマニアックなビデオカードをチェックせねばなりますまい。
※PowerColorのRADEON 2製品紹介記事は こちら!
その理屈は一体……。というか対抗してたのね。
では行きますよ。その話題の製品とは、
玄人志向:GF-QUAD-DISP/4DVI
です。
確か12,000円台で4画面出力が可能なのよね?
あとはDisplayPort(以下DP)対応のディスプレイが不要という点もポイントですの。
ただし、本製品は、2つの出力部分にそれぞれ分岐ケーブルを接続して4画面出力にしています。
それだけに、一般的な4画面出力と違うところがあります。
という訳で、今回はその点をチェックしてみますか。
了解〜〜。
まずは形状チェックです。 厚さは隣接スロットを塞がない1スロット構成、さらにファンレスです。
厚さ1スロットなのはありがたいわね。
なお、GPUはGeForce210です。
分岐ケーブルが意外と太く曲げにくいので、PCの裏側はある程度のスペースが欲しいですね。
……なんだか酒のつまみに良さそうなビデオカードですのう。
?
美味そうです^^
???
ついに無理なダイエットで幻覚を見るように……。
失礼な>< このビデオカード、スルメに似てるじゃない。
そう言われれば似てる気も……。足が4本しかないですけどね。
6本はすでに食べたという事でよろしく。
その理屈は一体……。というか、ビデオカードを美味そうって聞いたのは初めてよ。
なお、ディスプレイ出力は、形状がDVI-IのためD-Sub変換コネクタが使えそうな気がしますが、
実はDVI-Dにて、デジタル専用ですのでご注意ください。
なるほど。
では使用時の注意点などを紹介します。
まず、本製品は4画面出力が可能ですが、4画面全てを独立した画面としては使えません。
たしか、分岐ケーブルごとに画面(解像度)がグループ化されるんだっけ?
つまり、2画面が2つという事ですわ。
実際に4画面にしてみました。なお、各分岐ケーブルごとのグループは必ず横並びになりますが、
例えば1920×1080のディスプレイ2台の場合は写真の様に3840×1080になり、
縦並びの1920×2160はできません。
なお、違うグループ同士なら、上の画面のような横だけでなく縦並べも可能ですぞ。
そして、違う分岐ケーブルにつながっている2グループを、さらなるグループ化、つまり巨大な1画面にはできません。
もちろん3画面分と1画面、というグループ化もできませんのでご注意を。
2画面を並べて拡張デスクトップにするのは問題ないのよね?
うい。解像度は別でも、画面そのものは並んでいるので、 普通にウインドウの移動が可能ですぞ。
あと複製(クローン)やピボット(回転)も問題なし。ピボットは片方だけ、両方、どちらでも可能です。
※上のピボット画面は各分岐ケーブルに1台ずつ接続した状態です。
あと、3D性能については、GeForce210ですので……。
軽く2種類のベンチマークを見たところ、
3DMark06:Score:2233
絆 :Score:1000
でした。なお、設定は以下の通りデフォルトです。
3DMark06:解像度1280×1024、Select Tests「SelectALL」
MHFベンチマーク「絆」:解像度1280×720
このスコアは、AMDのA8シリーズはもちろんインテルのLGA1155製品にも及びません。
3Dゲーム用途には考えないでくださいな。
まさに4画面出力に特化したビデオカードね。 ちなみにメインの用途はやっぱりデイトレード?
それは人それぞれですが、その使用法が多いみたいです。
玄人志向の製品BBSには、12画面でデイトレードするのに使う、という強者(つわもの)もいました。
動画・音楽編集ソフトやエクセルで画面を広く使いたい方もぜひどうぞ。
最後にもう一つ。同じ分岐ケーブルに違う解像度のディスプレイをつなげると、 解像度が小さい方が基準になります。
例えば1280x1024 と 1024x768 の組み合わせだと、 解像度が小さい1024x768の2画面分、つまり2048x768になります。
なるほど。じゃあ1440x900 と 1280x1024のディスプレイを繋げると、
縦横ともに解像度が低い側を基準にして、つまり2560x900になるの?
それは思いつきませんでした……。
なかなか目の付け所がシャー……。
そのキャッチフレーズはもうないからいいって。
その2種類のディスプレイを用意してチェックしたら、なぜか2048x768でした。
特殊な状況だと解像度を下げるのかもしれません。
ほうほう。
なんにせよ、小さい解像度になると大きいディスプレイ側は拡大表示でぼやけたり、
周囲に枠ができて上手く表示できません。
それだと大きいディスプレイがもったいないので、
同じ分岐ケーブルには同じ解像度のディスプレイをご用意ください。
では今回のまとめです。
・同じ分岐ケーブルに違う解像度のディスプレイはなるべく繋げない。
・同じ分岐ケーブルに繋げたディスプレイは横並びにグループ化されます。
・違う分岐ケーブルに繋げている画面同士は並べられますが、グループ化は不可。
・出力コネクタの形状はDVI-Iですが実際はDVI-Dです。DVI→D-Sub変換コネクタは使えません。
・3D性能は現行のCoreシリーズやA8のオンボードビデオ機能に劣るので、3Dゲームは考えない。
了解〜〜。
チェック完了です。4画面独立と1画面化ができないといったソフト面の制約はありますが、
低価格でDPが不要といったメリットもある製品ですので、手軽に複数画面化したい方はぜひどうぞ。
ゲーム用途には向かないけど、さっき言ったような用途なら、
株価のグラフや編集のウインドウをそれぞれの画面に広げておけば問題ないしね。
ですね。
まあ2画面が2つなら、「ダライアスII(2画面版)」と
「ダライアスバースト アナザークロニクル」を同時にできるし……。
どちらもPCに移植されてないって。移植されたのは1画面用の「外伝」と「G」だから。
PC版あったんですね。
画面数を間違えるとはゲーマーとしてイカがなものかと、
ゲーマーじゃない普通の私は思うのよね(普通にしてはやけに詳しい)。
多少無理があっても、最初にスルメの話が出た以上、
スルメ→イカ→ダライアスという流れでないとゲーム戦士たちは納得しないのです><
その理屈は一体……。
というかイカでゲームなら怒(イカり)とか斑鳩(イカるが)でもいいじゃない。
そこまで詳しくて普通とは
これイカに……。
■今回紹介した製品
玄人志向:GF-QUAD-DISP/4DVI
その他記事一覧は こちら
この記事へのコメント
1. Posted by GPGPUマニア 2011年10月14日 10:00
マニアックネタということでPCI Express x1のビデオカードとかS3Chrome500シリーズのチップ搭載カードとかを期待していたので、あまりにも普通すぎて、がっかりです。
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