AMDの最新CPU「FX-8150」速攻レビュー!
スペック詳細はメーカーHPを、と思ったらまだ日本語ページが無いので軽く解説よろ。
※アメリカの製品ページは こちら!
ではさわりだけでも。
・コア数:4モジュール8コア(1モジュールに2コア搭載)
・動作クロック:1.4GHz〜3.6GHz(Turbo Core:3.9GHz、Max Turbo:4.2GHz)
・L2キャッシュ:8MB(1モジュールに2MB)
・L3キャッシュ:8MB
・メモリコントローラー:DDR3-1866(PC3-15000)
・TDP:125W
こんなところですか。
Turbo Coreは知ってるけど、Max Turboって何?
FXでは負荷がかかるコア数により、Turboの効果が変わります。
この8150は、5コア以上だと通常のTurbo Coreで最大3.9GHz、
4コア以下では「Max Turbo」になり、4.2GHzまで上がります。
なるほど。あと対応チップセットは990FXでOK?
990FXというよりソケットAM3+ですの。
A75/55マザーボードはソケットの形状が異なるので使えません。
なお、890や970等、990FX以外のAM3マザーボードにも搭載は可能ですが、
マザーボード側でFXに対応していないと使えません。
また、古いチップセットに搭載の場合、 HyperTransportの帯域が狭いなどの影響で性能をフル発揮できないことも。
CPUとマザーボードを一緒に買う予定ならFX対応を銘打っている製品を。
CPUだけの方は、使用中のマザーボードが対応しているかメーカーHP等でご確認ください。
なお、対応マザーボードでも、BIOSが古いと起動しない可能性が高いです。
CPUの交換前に、予めメーカー最新BIOSに更新した方が良いですわ。
※BIOS更新は自己責任となりますのでご注意ください。
ではいよいよ計測開始します。使用PCやチェック内容は以下の通りです。
比較対象として、6コアのPhenomII X6 1100Tを用意しました。
・マザーボード:ASRock 990FX Extreme4(BIOS:P1.30)
・Memory:PC3-10600 4GB×2
・ハードディスク:ST3500418AS
・ビデオカード:RADEON HD6770
・OS:Windows 7 Ultimate 64bit
・CPUベンチマーク
Hyperパイ:1M桁
CINEBENCH:CPU測定
・3Dベンチマーク
3DMark 06 :解像度デフォルト(1280×1024)、Select Tests「SelectALL」
3DMark 11 :Performance
MHFベンチマーク「絆」(以下絆) :1280×720
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐) :1280×720
FINAL FANTASY(R) XIV(以下FF14)ベンチマーク:Low
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
CPU負荷 :「Prime95」を実行して約5分後の数値
Hyperパイは、Turbo Core・Max Turboの効果を確認するため、
全コアと1コアだけの2パターンを計測しました。
(C)CAPCOM CO., LTD. 2007, 2011 ALL RIGHTS RESERVED.
なお、モンスターハンターベンチマークは新しい「大討伐」が公開されたので、
今回から導入してみます。今回は「絆」も一緒に見ますが、今後は大討伐に移行しますぞ。
了解〜〜。
・3D性能
3DMark 06 | 3Dmark 11 | 絆 | 大討伐 | FF14 | |
---|---|---|---|---|---|
FX-8150 | 15783 | P2781 | 7156 | 9994 | 4104 |
1100T | 16647 | P2592 | 7068 | 9480 | 4218 |
・CPU性能、消費電力
Hyperパイ(全コア・1コア) | CINEBENCH | 消費電力(アイドル・CPU負荷) | |
---|---|---|---|
FX-8150 | 28.813秒・20.576秒 | 6.07 | 76W・250W |
1100T | 24.227秒・18.970秒 | 5.86 | 95W・228W |
7種類のベンチマーク計測で、8150が4勝3敗ね。新CPUだけど全勝とはいかなかったのね。
4勝したから日本シリーズだと優勝です。
それ例えになってないから。
ただ、よく見ると新CPUらしい傾向がありますよ。
なんでしょ?
円周率や3DMark 06の様に、1コアの性能が重要でマルチスレッド向けではないベンチマークは1100Tが強く、
逆にCINEや3DMark 11の様に、マルチスレッド重視のベンチマークは8150が勝っています。
※3DMark06はマルチスレッド対応ですが、2コアまでです。
なるほど、言われてみるとそんな感じね。
今後はマルチスレッドに最適化される ベンチマークやアプリケーションが増えるでしょうから。
なお、CPUが影響しにくいMHFで確実に勝っているのは、
それだけCPU部分に差が出ている事だろうから、地味だけど注目かも。
あと、FXは高負荷時の消費電力がコア数が多い分高くなりますが、 逆にアイドル時はだいぶ低いですね。
CPU負荷はツールを使って極限まで上げているので、普段はここまで高くならないかと。
インターネットやゲームだけなら、1100Tと同等以下で済むってこと?
ですね。エンコードなどで全コア頑張って作業すると1100Tより消費電力は上がりますが、
その分処理も高速で作業終了も早くなるでしょうし。
という訳でチェック完了ですわ。
結果を見る限り、これからAMDのCPUを購入予定の方は、
エンコード等のマルチスレッドを重視、また将来を見据えるならFXが良いかと。
※CPU単体の発売は、もう少々お待ちください。
現在のコストパフォーマンスを見るなら、PhenomIIもまだまだ主力ね。
3Dもそれなりにいける低価格なサブPCが欲しいならAPUですの。
個人的にはA6-3500が消費電力と3D性能のバランスが優秀だと思うんですわ。
皆さんも用途やロマンに応じてお好みのCPU(APU)をお選びください。
しかし、動画(エンコード)が得意なFXか……。
どうしました?
何が言いたいのか分かったわ。
約17年前に、動画再生最強の「PC-FX」というゲーム機があったのです。
ほうほう。
自分は発売日に買いました。
その後全ソフトと増設ボード等も全部買いました。
まだ家にあるです。
物持ちいいのね。
ちなみにPCエンジン本体とソフト100本も残っております。
箱の中で眠ってますが。
場所取るでしょうに。
さらに、GB・SFC・64・WS・SS・DC・XB・DS・360等もあるけど、全部眠ってます。
NGはがろスペとKOF94・95用だったので、さすがに売りました。
私もNGはサムスピ専用で買いました。
ウチはゲーム機はPS2からなので、その前は家にエアロシティと基板置いてたわね。
基板は想定外、もうYouが優勝です。
というか、
動画とFXの話はいずこに……。
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