デュプリケートも可能な外付けアダプタ「Mr.Clone3.0」をチェック!
先月新登場のSATA−USB3.0変換アダプタが便利だと評判です。
ただの外付け用アダプタとは違うの?
ただの外付け用アダプタとは違うの?
その製品は AREA:Mr.Clone3.0 (SD-SSU3C)
ですかな?
そうです。外付けアダプタとして2台のハードディスク・SSDが接続可能(光学ドライブは1台)、
さらにデュプリケート機能も備えています。
なかなか多機能ね。
という訳でゲットしました。 早速チェックしてみましょう。
まずは外付けアダプタとしての速度かな?
了解です。使用PCは以下の通りです。
マザーボード:ASRock Z68 Pro3
CPU:Core i7 2600K
Memory:PC3-10600 4GB×2
ビデオカード:GeForce GT440
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
接続したドライブは以下の2種類ですわ。
SEAGATE:ST1000DM003(現在最速クラスのハードディスク)
Crucial:m4 128GB(Read:500MB/sを超えるSSD)
※ST1000DM003の記事は こちら!
m4シリーズの記事は こちら!
(m4紹介時の製品は速度が410MB/s前後ですが、ファーム更新で500MB/sを超えます)
USB3.0接続だから、190MB/s出れば理想的かな。
では開始します。1台ずつの速度チェックだけでなく、2台同時も見てみました。
・ST1000DM003
・m4 128GB
・2台同時
おお、190MB/s超えてるじゃない。
2台同時だと両方96MB/s、つまりこちらも190MB/s超えですの。
OS上での領域削除・作成・フォーマットも出来ましたので、
USB3.0外付けアダプタとしてはまったく問題ありません。
次はデュプリケート機能ね。
デュプリケートとは「複製」を意味します。 ただのデータコピーとは少し異なり、
パーテーションの容量といったドライブ情報も丸ごと移してくれるのです。
つまり、OSが入っているドライブを新しい環境に移せるのよね?
ですの。なお、本製品ではこの機能はPCが無くてもできます。
方法は「クローン(コピー)元HDD接続コネクタ」にデータやOSが入っているドライブを、
逆のクローン先コネクタに空のドライブを接続。この時はUSBケーブルを抜いてください。
あとは緑の電源ボタンを押し、
さらに赤いSTARTボタンを3秒ほど長押しすればOKです。
動作時や終わった時はLEDの光り方でわかります。この点は説明書をご覧下さい。
結果はどう?
問題ありませんでした。
なお、試した内容は以下の通りです。
・OS入りSSD(60GB)→ハードディスク(1TB)
・OS入りハードディスク(500GB)→ハードディスク(1TB)
・データだけのSSD(60GB)→SSD(128GB)
・データだけのSSD(60GB)→ハードディスク(1TB)
複製時間は、クローン元がSSDだと容量が小さいためか15分程度、 500GBハードディスクだと1時間以上でした。
そう言えば、 クローン先の容量が大きいと、空き容量の部分はどうなるの?
上の画面は容量60GBのOS入りSSDを1TBのハードディスクに複製後の状態です。
ご覧の様に、SSDの外の容量「875.61GB」が未割り当てになっています。
後から領域を作成してご使用ください。
了解〜〜。
あと、クローン元と先がMBRとGPTに分かれているとどうなるか気になったのでチェック。
結果としてクローン元と同じ形式になりますの。
※MBR(MasterBootRecord:マスターブートレコード)
GPT(GUID partition table:GUIDパーテーションテーブル)
ほうほう。
ただし、クローン元が古いハードディスクだとすると、形式ほぼMBRのはず。
つまり、クローン先が2TBの壁を超える容量の製品だと、使えない部分が発生します。
そう言えばその通りね。
確認のため、クローン元にMBRのSSD(60GB)、
そしてクローン先にGPTの3TBハードディスクを用意しました。
クローン後の容量を見ると、未割り当てが2分割されています。
赤囲みは使用可能領域ですが、青囲みの部分は2TBの壁の外のため使えません。
つまり、古いドライブから2.5TB以上の製品にデータを移す際は、
普通にOS上でファイルをドラッグ&ドロップでコピーしないとダメか。
でもそれだとOS用ドライブは複製できないから、データ用ドライブ専用かな。
※CドライブのデータだけOS上で他のハードディスクやSSDにコピーしても、
起動用にはなりません。
ですね。OS用ドライブを複製したい場合は、
クローン先のドライブは2TBまでの製品にしておきましょう。
(ただし、クローン元のドライブがGPTなら2.5TB以上でも問題ありません)
※2TBの壁やMBRやGPTの解説は こちら!
最後に注意点をもう2つほど。
クローン先よりクローン元のドライブ容量が大きいと エラー部分が点灯して動作しません。
そして、本製品のデュプリケートはセクタ単位のため、
セクタ数が異なる製品同士はなるべく使用しないでくだされ。
箱の裏面にも「正常にできない場合があります」と書いてあります。
つまり、従来のセクタ容量512byteのハードディスクと、
最近増えているAdvancedFormat(セクタ容量4k)はデュプリケートしない方が良いということです。
試しにOSが入っている512byte製品を、
4k製品にデュプリケートして起動させてみたら、このエラーが出ました。
※全環境で失敗するとは限りません。
外付けアダプタとして使う場合は、
512byteと4kを接続しても問題ないのよね?
それは大丈夫ですぞ。
チェック終了です。外付けアダプタとしては速度良好。 デュプリケートも簡単にできました。
なかなかの製品じゃないの。
赤いボタンを押してすぐコピーか……。
今日は何よ?
テッシーくん、お父さんの入れ歯見つかった?
???
赤いボタンでコピーといったら、真っ先にパーマンのコピーロボットが思い浮かぶでしょうに。
とりあえず1号は自分ね。
当時見ていたかもしれないけど覚えてません><
パーマンとは懐かしい……。私は紅一点だから3号ね^^
4号は大阪弁だからワッシー。テッシーは若いから5号ってところかな?
5号を知っているとはさすがだ……。
ちなみに2号はチンパンジーなので、
猿は犬と仲が悪いから来なかったという設定にしましょう。
いつもの事ですがわけが分かりません。
じゃあ違うネタも……。
パーマンじゃなくてハーマンは、ドイツ語の「弾薬」という意味です。
ちなみに「俗物!」と罵ってくれるのはハマーン(様)だからね。
もう好きにしてください。
■今回紹介した製品
AREA:Mr.Clone3.0 (SD-SSU3C)
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