Scytheの新クーラー「阿修羅」の冷却性能と形状チェック!
テッシーの後継者がやってきました。
早速ご挨拶をどうぞ。
バディです、よろしくお願いします。
ちなみに趣味はPCゲームと建造物の模型作りです。
バディです、よろしくお願いします。
ちなみに趣味はPCゲームと建造物の模型作りです。
では早速ですが、馬車馬の様に活躍してもらいましょう^^
今回は何を見るので?
先日、Scytheより新クーラーの「阿修羅」が発売されました。
14cmファン採用のサイドフロー製品です。
14cmファンと聞くと、クーラーそのものが巨大なイメージになるけど。
自宅のケースに入りますかな?
確かに、大きさが気になって購入に踏み切れない方もいそうです。
ところが意外とコンパクトなんですよ。
「買ったけど付けられませんでした」だとシャレにならないしね。
早速その気になる形状を見せてちょうだいな。
形状はご覧の通りです。ファンを天板の高さに揃えて取付けるのが良いみたいです。
また、ヒートパイプの突起部が無いので、高さが抑えられる構造です。
※実際にはマザーボード固定後にファンをつけます。
確かに、12cmファン搭載のDEEPCOOL製品と比べたところ、
ほぼ一緒ですの(阿修羅の全高は161mm、DEEPCOOL製品は159mm)。
※阿修羅の基本スペック・大きさはメーカーページをどうぞ!
でも、ファンを天板に揃えて付けると下にはみ出すから、
逆にメモリと干渉するんじゃないの?
その可能性が高いかも。
その点も抜かりありません。
CPUとの接触部分とフィンの位置関係を見ると、 中心軸がずれているのが分かります。
ファンを付けてちょうど中心という感じですの。
なるほど、これならメモリに当たらないわね。
この微妙に中心軸をずらす構造は、干渉排除型デザインと言うそうです。
ただし、PCI-Eスロット側に大きなヒートシンクがあるマザーボードは、
ヒートパイプが当たる可能性があります。P9X79 Deluxだとギリギリでした。
ふむふむ。
あと、PCI-Eスロットの位置も注意が必要です。
何かある?
さすがに14cmファンを付けるフィンだけあって、
幅が広くなってしまうのです。
ああ、一番上のPCI-Eスロットにビデオカードをつけると干渉するんですな。
でもさっき取付けてみたP9X79 Deluxの場合、
ビデオカードが一番上のスロットなのに無事だけど?
それは、このマザーボードのスロットが6本しか無く、
一番上が実際には二番目の位置にあるからです。
そうですね。今度はスロットが7本あるP8Z77-V Proに取付けました。
もし一番上がPCI-E x16だった場合、ビデオカードを挿すと……。
※全てのマザーボードで干渉するとは限りません。
そういう事ね。
じゃあ、こういったマザーボードの場合、阿修羅の向きを横にしたらどう?
PCI-Eとの干渉が問題無くなる代わりに、
今度はメモリが危険になるかも……。
横向きに取付けたところ、ギリギリですが左右とも大丈夫でした。
ファンとマザーボードのヒートシンクは、干渉排除型デザインのおかげで無事です。
ヒートスプレッダ付きメモリだと干渉しそうだけど、
普通のメモリは問題ないって事ね。
形状チェックが終わりましたので、次は冷却性能を見てみますか。
了解です。使用PCやチェック内容は以下の通りです。
マザーボード:ASUS P9X79 Delux
CPU:Core i7 3930K
Memory:PC3-12800 8GBx4
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
・温度(「AI Suite II」と、「CoreTEMP」で計測)
アイドル時:OS起動後、10分ほど放置した状態
CPU負荷 :負荷ツール「Prime95」を実行し、約20分後の数値
ケースがバラックですので、どれだけリテールから冷えるか、
そしてファン回転数にご注目ください。
アイドル時 | 負荷時 | |
---|---|---|
リテールクーラー | 31(34)℃、1634回転 | 62(73)℃、2315回転 |
阿修羅(マザーボードの回転制御有効) | 30(29)℃、747回転 | 51(65)℃、875回転 |
阿修羅(回転制御無効) | 25(28)℃、1478回転 | 50(59)℃、1453回転 |
阿修羅はリテールよりメーカーツールで11℃、 CoreTEMPでも8℃下がるのね。
なにより回転数が低くて静かなのが嬉しいですわ。
回転数の制御を切ると、さらに冷えますね。
ただし、1500回転近くになると、さすがに風切り音が気になるかも。
ふむふむ。
という事でチェック終了です。
冷却と静音はなかなかね。
形状については、ビデオカードを挿しているPCI-E x16の位置と、
ビデオカード側に大きなヒートシンクがあるかどうかに気をつければOKでしょう。
あとは、LGA2011以外のマザーボードだと、
取付けがバックパネル式になります。
ケースに入っているマザーボードの場合、
一度外す必要があるのでご注意ください。
しかし阿修羅か……。
今回は何?
いや、この製品はヒートパイプが6本あるから製品名が阿修羅なのかと。
なかなかのネーミングセンスだなと感心しつつ、アシュラバスターの記憶が目に浮かびます。
これが噂に聞いていたジュリーのオールドネタタイムですね。
アシュラバスターなら当然知ってますよ、キン肉マンですよね。
何言ってるの。アシュラバスターときたら
2000年登場のアーケード向け格闘ゲームじゃない。
ちなみに前作は1998年に出たアシュラブレードですぞ。
そうきたか。
え〜。わざと違う回答してませんか?(疑いの視線)
アシュラマンの必殺技の場合は「阿修羅バスター」。
アシュラの部分が漢字だから。
この中心軸をずらした微妙なニュアンスに気づかないとは、まだまだですな(偉そう)。
なんという心温まる新人教育^^
なるほど、頑張ります><
■今回紹介した製品
阿修羅(SCASR-1000)
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