CFIのゲーミングケース「Taiji」を徹底解剖
最近暑くなってきましたよね。
そろそろ冷却を考え始める季節ですかな。
という訳で、今回は冷却能力に優れるケースをチェックしてみますか。
そろそろ冷却を考え始める季節ですかな。
という訳で、今回は冷却能力に優れるケースをチェックしてみますか。
そのケースって、ゲーミングタワーのCFI:Taiji CFI-A7007
だっけ。初心者も納得って書いてあるけど、
ゲーミングケースは初心者向けじゃないイメージがあるのよね。
ゲーミングデバイス好きの私としても気になるところです。
では何が納得なのか、実際に見てみますか。
まずは外見からチェックしましょう。
フラットデザインでヘアライン加工のパネルがいい感じですね。
電源は下部に設置するタイプね。重心が安定していそう。
内部はご覧の通りで、5インチや3.5インチベイは右端に一直線に配置されてます。
非常にスタンダードな構造と言えそうですわ。
ちなみに2.5インチベイも有ります。
反対側の5インチベイ部分に2つと、3.5インチベイの底に1つですね。
なお、本ケースの特徴に、サイドパネルが1枚ではなく、
マザーボード(赤囲み)とドライブベイ(青囲み)のエリアに
分かれているという事があります(反対側も同様)。
どれどれ、マザーボード側は普通に背面のネジを外してから取るタイプね。
そしてドライブベイ側ですが、取っ手を握って矢印の方向に引きます。
マザーボード側に開くと作業の時邪魔になって、
初心者向けとは言い難いんじゃ?
ところが、途中まで開けたら右に引くのです。
するとご覧の通り。
おお、なかなかカッコいいかも。
他には、電源部の吸気口部分にフィルターが有りますが、
すぐ外せるので、埃の掃除も簡単です。
なるほど。
なお、見た目に反して、意外と作り易いのも初心者OKというポイントかも。
例えば、光学ドライブは正面から差し込んで、最初からついている手回しネジを閉めるだけ。
(最上段のベイは付属のネジが必要)
最上段がネジ無しなのは、
光学ドライブだけじゃなく、カードリーダー等を付ける前提だからかな?
おそらく。
3.5インチベイにハードディスクを付ける場合は、
最初に反対側にSATAケーブルと4ピン電源コネクタを挿しておけば、
手軽にリムーバブルケースの様に使えるんですね。
ハードディスクは、スクリューレスで出し入れできます。
ちなみにベイを外して反対向きに入れる事も可能ですわ。
つまりハードディスクの着脱を反対側からも出来る訳です。
サイドパネルのドライブベイの部分がマザーボード側と独立しているのは、
ハードディスクを頻繁に着脱しても大丈夫な為かな?
でしょう。ハードディスク着脱のたびにケース背面のネジと
サイドパネル全体を外すのは面倒だから、この構造はありがたいかと。
あと、この3.5インチのSATA部分だけど、基盤挟んでるよね?
2.5インチののSSDをマウンタに付けて、3.5インチベイに入れる方もいると思うので、
ちゃんとSATA3.0の速度が出るか心配。
それもそうですの。という訳で、Crucialのm4 128GBが
あったので、3.5インチベイに付けてCrystalDiskMarkを計ってみました。
どれどれ、これなら一安心。
というか基盤にチップは無くてスルーしてるのね。
では実際にX79のシステムで組み立ててみました。
ビデオカードは長さ340mmの製品まで対応してます。
RADEON HD7990の長い製品で315mmくらいでしたっけ?
ならビデオカードの長さを気にする必要は無さそうね。
CPUクーラーは、高さ159mmの製品が余裕で入りました。
対象マザーボードはATXまでって書いてあるけど、
ブラケットの数やマザー下部のスペースを見ると、もっと行けそうよね?
最下段のPCI-Eスロットにビデオカードを搭載して、
3Wayや4WayのCrossfire/SLIをする場合に干渉しない為かと思います。
ですの。
なるほど。あとはどれくらい冷えるかが気になるわよね。
CPU温度を計測してみましたわ。比較ケースはバラック。
室温27℃です。その他主なスペックや計測ツールはご覧の通り。
マザーボード:ASUS P9X79 DELUXE
CPU:i7 3930K
CPUクーラー:DEEPCOOL GAMMAXX 400
ビデオカード:RADEON HD 6770
電源:Huntkey X7-1200(80PLUS GOLD)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
負荷ツール:Prime95
計測ツール:AI Suite II・HWmonitor11.9(コア0の温度)
(カッコ内の温度がHWmonitorです)
アイドル | 負荷 | |
---|---|---|
バラック | 30(42)℃・804回転 | 54(69)℃・1006回転 |
Taiji | 34(43)℃・833回転 | 55(70)℃・1004回転 |
ほうほう、バラックより1℃程度しか上がらないのね。
標準付属の12cmファンは、前面吸気x2と背面排気x1ですね。
天板や3.5インチベイの下の底側にも増設可能なので、もっと冷やすこともできます。
なお、天板を外すとこうなってます。
12cmファンなら3つ、14cmファンなら2つまで取付可能です。
ほうほう。
特徴として、天板は上部に穴がなく、サイド後方に排気する構造です。
つまり、普通天板のファンは排気にしますが、吸気にしても埃を吸いにくい利点があります。
吸気にするかどうかはともかく、そういった配慮は嬉しいですね。
上に物を置けるのもありがたいかな。
ちなみに、ケース内部に水冷キットを搭載可能です。
ラジエーターは36cmまでの製品に対応してますぞ。
そろそろチェック完了ですね。
フルタワーだから大きめなのはやむを得ないけど、
確かに初心者にも配慮されてるし、冷却もなかなかね。
最後にもう一つ。前面コネクタが斜め向きなので、
机の下や正面どちらに置いてもコネクタが見えるのは便利かと。
※サウンドコネクタは上がIn、下がOutです。
なるほど〜。
無事終わったところで質問なのですが、
ケース名の「Taiji」って、これはどういう意味でしょう?
英語じゃないわよね。確かに気になるかも。
同社の別ケースはVULCANとかGLADIATORとか
分かり易い英語なのですが、Taijiは不明なのです。
ああ、その名前ですか。
おお、知ってるのね?
(4月にも同じ様な会話があった気が・・・)
※デジャブ感漂うGeForce GTX650 Ti Boostの記事はこちら!
ゲーミングケースだから、
FPS(1人称シューティング)で敵プレイヤーを「退治」って事に違いないです。
・・・そんな事だろうと思いました。
もう少しアニメ漫画的に捻ってカイジとかにして欲しかったわね。
何故ゲーミングケースなのにアニメや漫画なのでしょう・・・。
じゃあ、巨人退治や冥王星基地退治でどうでしょう。
お、旬なネタで来たわね。
判明したのでもういいです^^
※Taijiとは中国語で「太極」の事です。
■今回紹介した製品
CFI:Taiji CFI-A7007
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