ASRockの最新UEFIを使ってH87・B85でもオーバークロック!
あのASRockが久々にやってくれました。
なんと、H87とB85チップセットで、
i7 4770Kとi5 4670Kのクロックを変更できるようになったんです。
※本来はZ87チップセットだけの機能です。
な、なんだってー!?
なんと、H87とB85チップセットで、
i7 4770Kとi5 4670Kのクロックを変更できるようになったんです。
※本来はZ87チップセットだけの機能です。
な、なんだってー!?
H87 Performanceを用意しましたので、早速チェックしてみましょう。
なお、本製品はプロゲーマー「Fatal1ty Wendel」氏監修のゲーミングマザーボードです。
よ〜し、早速遊んじゃえ〜。
遊びじゃないって。
なお、オーバークロック(以下OC)そのものは
保証外ですので、実際に行う際は自己責任でお願いします。
では最初に、せっかくなのでこのマザーボードについて軽く紹介。
製品写真はご覧の通り。
ゲーマー向けとしての注目部分は、Fatal1tyマウスコネクタかな。
ここにマウスを挿して付属ソフトの「F-Stream Tuning」を実行すると、
マウスポーリングレートを125〜1000Hzの間で調節できるのね。
HDMIが2つありますが、右側は入力です。
PCI Expressですが、H87なのでCPU制御のスロットは上のx16だけです。
下のx16スロットは、チップセット制御のx4となります。
では実際にOCの方法を見てみましょうか。
うんうん、どうやるの?
対応UEFI(BIOS)が入っていればすぐできます。
ただし、本日(7/11)時点で店頭に並んでいる製品のUEFIは非対応です。
対応させるには、製品ページから対応UEFIをダウンロードして更新をお願いします。
※H87 Performanceの製品ページはこちら!
対応UEFIがまだ無い製品についても、
順次対応予定ですのでお待ちください。
※UEFIの更新も保証外ですので自己責任でお願いします。
なるほど。
これがH87 PerformanceのUEFI画面です。
デザインが赤くて3倍速そうな未来派って感じですわ。
なお、このUEFIはバージョンP1.10のため、倍率変更はできません。
ダウンロードしてきたP1.50に更新すると、
ご覧の通り項目が増えました。
お〜。
「Non-Z OC」がOC用の項目です。
4.00GHz〜4.8GHzまで200MHz単位で変更可能です。
「Advanced Turbo」は、Turbo20(4.4GHz)とTurbo30(4.6GHz)
の2種類を設定可能です。これはZ87と同じですかな?
変更可能なクロック上限制限がZ87より低いのはなんでかな?
先週レビューで見たZ87 OC FORMULAは6.6GHzとかまで設定できたよね。
※Z87 OC FORMULAの紹介記事はこちら!
さすがに本来このチップセットに無い機能ですし。
マザーボード側の耐久性を考慮しているのでしょう。
しかもZ87 OC FORMULAは液冷も前提ですから。
なるほど。
という訳で、この機能はマザーボード次第で、
変更可能なクロックの範囲が異なる可能性が有りますのでご注意ください。
あと、当然ですが、末尾「K」ではないCPU搭載時は倍率変更できません。
ただしGPUクロックの変更は可能なので、
オンボードビデオ機能を使っている方は性能アップできます。
ういうい、じゃあ実際にOCの効果を見せてよ。
では開始しますか。「NON-Z OC」の4.0GHz、4.2GHzと、
そして「Advanced Turbo」は20と30両方をチェックしました。
使用PCやチェック内容は以下の通りです
CPU :Core i7 4770K・i5 4670K
メモリ :PC3-12800 4GBx2
ハードディスク:HGST HDS721010CLA332
電源 :900W 80PLUS Silver
OS :Windows 8 Pro 64bit
CINEBENCH :CPU測定
Hyperパイ :1M桁(1コア測定)
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、3分ほど放置した状態の数値
CPU負荷 :CPU負荷ツール「Prime95 v27.6」を実行し約3分後の数値
計測ツールはマザーボード付属の「F-Stream Tuning」です。
なお、「NON-Z OC」の4.0GHz、4.2GHz設定時は
CPU Input VoltageがAutoのまま変わりません。
起動や負荷時に電圧不足と思われる問題が発生した場合は、手動で変更して下さい。
※4.4GHz以上や「Advanced Turbo」時は自動的に変更されます。
CINE BENCH |
Hyperパイ (少ない方が高速) |
消費電力 アイドル時・負荷時 |
|
---|---|---|---|
i7 4770K 定格 | 8.03 | 9.516秒 | 48W・139W |
4.00GHz | 8.53 | 9.282秒 | 48W・160W |
4.20GHz | 9.19 | 8.643秒 | 54W・164W |
4.40GHz (Turbo20) |
9.61 | 8.284秒 | 56W・182W |
i5 4670K 定格 | 6.20 | 9.688秒 | 48W・126W |
4.00GHz | 6.41 | 9.514秒 | 48W・142W |
4.20GHz | 7.08 | 8.658秒 | 54W・148W |
4.40GHz (Turbo20) |
7.39 | 8.237秒 | 56W・166W |
4.60GHz (Turbo30) |
7.77 | 7.893秒 | 56W・172W |
どれどれ、4670Kの4.60GHzでパイ7秒台ってのが凄いわね。
パイは1コアの速度なのでクロックがそのまま反映しますね。
そしてCINEBENCHは、4スレッド動作の4670Kでも、
4.6GHzまで上げれば8スレッドの4770Kに迫る訳ですの。
なお、4670Kの4GHz設定時は、なぜか3.8GHzまでしか動作しませんでした。
その為スコアの伸びが鈍くなっています。
あと、ここで使った4770Kは、4.6GHzにすると負荷時にハングアップしました。
他のマザーボードでも4.6GHzにすると必ずだめなので、そういう個体の様です・・・。
ほむ。あと、どちらのCPUも、4.00GHzと4.4GHzの時に消費電力が大きく増えるわね。
これは仕方ないですね。
性能と電力のバランスを求めるなら、4.2GHzがおススメですかの。
かな。
という訳で無事チェック終了です。見事H87でOCできました。
Z87でなくてもOC出来るのは分かったけど、
制限もあるし、どういう風に使えばいいかな?
H87やB85とi5 4670Kの組み合わせだと、セットで30,000円切りも可能です。
その上で少しOCができれば、よりコストパフォーマンスが高いPCを作成可能です。
確かに。
今回使ったH87 Performanceのようなゲーミングマザーなら、CPU性能が上がれば
負荷が高いゲームもより快適になりそうです。
なお、末尾「K」ではないCPUでも、GPUのクロックアップは可能なので、
オンボードビデオ機能の3D性能がアップします。
ブラウザゲームといった軽いゲームもプレイしやすくなりそうです。
なるほど〜。
正直ここまでうまく行くとは思いませんでしたわ。
感激の涙が今ここに見えますわ。
ですね。ところで、今回意味不明なセリフをちらほら見かけるんですが、
何かあったんですか? 遊んじゃえとか未来派とか感激の涙とか。
意味不明は心外ですが、よく気がつきましたな。今回見たマザーボードはH87、本日は7月中旬。
とくれば、1987年7月16日に登場したファミコンソフトの
Hector'87を連想するのは必然でしょ。
そのゲーム知らないや。
私も知りません><
で、さっきのセリフとどう結びつくんです?
このゲームを題材に高橋名人が歌ってた「グレートキャラバン'87」の 歌詞なんですわ。
我ながら深い伏線ですのう(自画自賛)。
なお、Hector'87は、自分のキャラバン初参加ゲームです(遠い目)。
ものすごく分からない。
ちなみにこの曲はもちろん、
翌月に発売されたボンバーキングの歌も全部覚えてますぞ。
緑の大地は〜、イェーガー!
なんか昨日買ったCDの歌詞も入ってるじゃない。
OCで頭がオーバーヒートしたんじゃないの?
まあ、最近猛暑ですしね。
失礼な><
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