RAIDMAXのゲーミングケース「VAMPIRE」をチェック!
ドスパラではおなじみのRAIDMAX製PCケースに、
ハイエンドモデルの「VAMPIRE」が登場しました。
という訳でチェックしてみましょう。
夏だからエアフローがちゃんとしているか気になるところね。
早速開けてみました。
いかにもゲーミングケース、という感じのメカニカルデザインです。
ラバーコーティングされていますので、触るとしっとりしてます。
正面と背面はこの通りね。
ちなみに吸気は20cmファン、排気は14cmファンが標準搭載なのね。
内部はこちら。さすがSSI-EEB対応だけあって広いですわ。
SSI-EEBって何?
マザーボードの規格ですね。
SSIは「Server System Infrastructure」の略で、サーバー向けになります。
ちなみにSSI-EEBのサイズは縦305mm x 横330mmです。
ATXが縦305mm x 横244mmなので、だいぶ横に広いです。
さすがにSSI-EEBだと幅がギリギリです。
SATAが横向きに付いていると使えないのでご注意を。
なお、サイドパネルは少し固いのでご注意。
ネジを取ったら、背面にスライドではなく手前に引いてくだされ。
ういさ。
5インチベイはワンタッチで固定可能。
しかも、ベゼルは前面パネルをそのままに正面から外せるので、
光学ドライブの取付が簡単です。
前面パネルを外す場合って、下から手を入れて引っ張る方法が多いけど、
あれ結構力がいるし、バキって感じで音がするのでちと苦手なのよね。
内部3.5インチベイはこの通り(2.5インチ共用)。
マウンタへの固定はネジが必要です。
再下段の白い箱には、マニュアルやネジ類が入ってます。
白い箱の左には12 or 14cmファンが取付可能です。
ただし電源が大きいと干渉するので、
ファン搭載の場合、電源の長さは19cmまでかと。
反対側はこうなるのね。
マザー裏の床部分とサイドパネルの間が25mmあるから、
ケーブルマネジメントも快適にできそうね。
この間が狭いと、ケーブルをまとめすぎた場合に
サイドパネルが閉まりにくいですからの。
次は上からの写真です。
サウンドやUSBコネクタにカバーがしてあるのが親切かと思います。
これなら埃が入りませんし。
だね。
こちらは2.5インチ用SATAベイです。SATA3.0に対応しているので、
SSDを挿しても速度をフル発揮できますの。
そしてこちらはファンコントローラーです。
3ピン接続のファン3つまでを同時に制御できます。
なお、本体前面の20cm吸気ファンは、4ピンペリフェラルから
給電している別モノなので、こちらは回転制御ないのね。
です。
このファンですが、ON/OFFで回転と停止、
LOW/HIGHで速度の変更ができます。
X-SPEEDってのは?
全力回転モードですの。
このボタンを押すと、LOW/HIGHに関係なくファンがさらに速く回ります。
その分音も大きくなりますので、気にする方はご注意ください。
特に、超高速な12cmファン(5000回転とか)等を増設して、
ファンコントローラーに接続した場合、X-SPEEDにすると凄いことになりそうです。
高速ファンは効果も大きいけど音も大きいからね。
※高速回転の排気ファンをチェックした記事はこちら!
では実際にPCを作ってみましょう。まずは
ASRock:Z87 Extreme4を組み込んでみました。ATXなのに小さく見えますね。
例えるなら、普通のミドルタワーケースに
MicroATXマザーボードを入れた様な感じですかな。
そう言われるとそんな気になる。
組み立て完了です。
多数のケーブルを背面に回せるので、とてもすっきりしました。
このすっきり具合はなかなか良いかも。
ただ、このケースでリテールファンは少し寂しくない?
後から温度を計るので、リテールにしておきました。
他にもDEEPCOOLのGAMMAXX S40でも計測しています。
※GAMMAXX S40の販売ページはこちら!
なるほど〜。
では計測開始します。PCのスペックとチェック内容は以下の通りです。
温度測定時の背面ファンは、停止・Low・High・X-SPEEDの4パターンです。
なお、アイドル時はLOWのみ計測しています。
・使用PC
マザーボード :ASRock Z87 Extreme4
メモリ :PC3-12800 4GBx2
ハードディスク:HGST HDS721010CLA332
ビデオカード :Palit GTX760 JetStream
電源 :1200W 80PLUS GOLD
OS :Windows 8 Pro 64bit
・温度&CPUクーラー回転数
負荷ツール:Prime95+ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編、最高品質・1920x1080・ウインドウ表示
チェックツール:A-Tuning(CPU温度&ファン回転数)、GPU-Z(ビデオカード温度)
アイドル時(ファンLowのみ):OS起動後5分後の数値
負荷時:ツール開始から約5分後の数値
・CPU温度&ファン回転数
リテール (アイドル) |
リテール (負荷) |
GAMMAXX S40 (アイドル) |
GAMMAXX S40 (負荷) |
|
---|---|---|---|---|
背面ファン停止 | − | 99℃・2922回転 | − | 75℃・1656回転 |
LOW | 42℃・1691回転 | 91℃・2611回転 | 35℃・1337回転 | 69℃・1548回転 |
HIGH | − | 89℃・2636回転 | − | 69℃・1557回転 |
X-SPEED | − | 88℃・2372回転 | − | 68℃・1571回転 |
・GTX760 JetStream温度
リテール (アイドル) |
リテール (負荷) |
GAMMAXX S40 (アイドル) |
GAMMAXX S40 (負荷) |
|
---|---|---|---|---|
背面ファン停止 | − | 63℃ | − | 61℃ |
LOW | 34℃ | 61℃ | 33℃ | 57℃ |
HIGH | − | 58℃ | − | 57℃ |
X-SPEED | − | 56℃ | − | 56℃ |
リテールとGAMMAXXそのものの温度差は置いといて、
ファン回転数を変えた際の効果も差が出るのね。
停止の時はさすがに温度が上がるわね。
リテール時は少々冷却不足のためケース内に熱がこもりやすいです。
だから排気ファンが高速回転になるほど出て行く熱も多いので、
結果として冷え幅が大きいのではと。
GAMMAXXの時は、最初から冷却が効いていますので、
冷え幅が小さいのかと思います。
なるほど〜。
なので、ビデオカード1枚+冷えるCPUクーラーの様な構成だと、
X-SPEEDに頼る必要は無さそうですわ。
ですね。ただ、人によって室温やビデオカードの違いなどがありますので、
ツールなどで確認して、温度が上がったな、と思ったらX-SPEEDをどうぞ。
SLIやi7 3970Xの環境だともっと温度上がるしね。
サイドパネルや天板、電源隣にもファンが取付可能なので、
環境に応じて増設して下さいませ。
という訳でチェック終了です。
ゲーミングタワーだけあって大きいですが、それだけに広さと作り易さ、
エアフロー、拡張性、どれも優秀ではないかと思います。
大きさについては、こういったケースを買う方は
設置場所は確保しているはずなので、納得できるかと。
なるほど〜。
しかしVAMPIREか・・・。
この流れは久しぶりね。で、今回は何?
ケースの名前がVAMPIRE、しかもゲーミング、そして今は7月。
とくれば、1994年7月にアーケードに登場した格闘ゲームの
「ヴァンパイア」シリーズを連想するのは必然でしょ。
ここは前回と同じパターンね。
※さらに古いゲームを語っているH87マザーボードの記事はこちら!
すいません、このゲームも知りません><
ちなみに、自分はチェーンコンボの操作がどうしても慣れなくて、
ヴァンパイアシリーズは勝率低かったのよ。
突然システムを言われても分からない。
リリスとモリガンくらいなら知ってるけど。
なのでその後はKOF94に移行。
こちらは新宿で20連勝できるくらい頑張ったね、
さらにKOF95では・・・(自慢話が続く予感)。
(その自慢話は)あと一分(まで)、
それが(聞いていられる)理性の限界だ!
※ドノヴァンの勝ちゼリフです。
■今回紹介した製品
RAIDMAX:VAMPIRE
その他記事一覧は こちら
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※Android・iPhone対応です。
この記事へのコメント
1. Posted by ねむねむ☆ 2013年08月01日 13:08
冷えるケースの話なんだからそこはサスカッチだろ!
ビッグブランチからのビッグフリーザーでカキーン!!
ビッグブランチからのビッグフリーザーでカキーン!!
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