ASRockの新機能「Sky OC」で通常版CPUをオーバークロック!
先日DDR3・DDR4両対応マザーボードを発売して
変態(ほめ言葉)の面目躍如なASRockですが、
今回もやってくれました。
Kではない通常版等のSkylake CPUを
手軽にオーバークロック(以下OC)できる
「Sky OC」機能が登場したので、早速チェックします。
※ASRockマザーボードの販売ページはこちら!
変態(ほめ言葉)の面目躍如なASRockですが、
今回もやってくれました。
Kではない通常版等のSkylake CPUを
手軽にオーバークロック(以下OC)できる
「Sky OC」機能が登場したので、早速チェックします。
※ASRockマザーボードの販売ページはこちら!
話によると、クロック倍率じゃなくて
ベースクロック(以下BCLK)を上げるんだっけ?
です、最近のCPUは、基本的にBCLKが100MHzで、
それにCPUが備える倍率をかけて定格クロックになります。
例えばi7 6700なら、動作倍率が34倍なので定格3.4GHz(3400MHz)ですの。
通常版や低電圧版は倍率がロックされていますが、
Kは変更できるのでOCが可能です。いわゆるロックフリーですね。
という訳で、倍率がロックされている通常版をOCする場合、
BCLKを上げる事になるのね。
です。ちなみに、Sky OCには関係なく、
BCLKはいつでも上げる事ができます。
ただし、多くのマザーボードはすぐ起動しなくなります。
上手くいっても105MHzくらいでしょうか。
ほうほう。
ですが、Sky OC対応のUEFIにすると、
さらに上げても簡単に起動する模様です。
例えば120MHzだと1.2倍だから少なく見えるけど、
倍率で換算すると、40倍のi7 6700Kが48倍になるのと同じだから、
効果は大きそうね。
ですの。という訳で実際にやってみましょう。
なお、OCのお約束ですが、
保証対象外なので自己責任でお願いします。
現在対応しているのは
Z170マザーボードのみですのでご注意ください。
まずは対応UEFIの入手ね。
各マザーボードのページからダウンロードして下さい。
なお、12/21時点ではまだベータ版なので、赤枠部分からどうぞ。
UEFIアップデート方法などは割愛します。
自力で可能な方が自己責任でお願いします。
で、対応UEFIにしたらBCLKを上げてみましょう。
なお、Z以外のマザーボードでKのCPUをOCできる
「NON-Z OC」の様に、UEFI内にそういった名前のメニューはありません。
非対応UEFIの時と同じく、普通にBCLKをいじってください。
ベータ版だからメニューが無いのか、
といった点は不明です。
成功するとこの通り。
定格2.7GHzのi5 6400が1.5倍の4.05GHzになりました。
なお、ASRockの紹介ページだと、同じi5 6400が
BCLK 160MHzの4.32GHz(4320MHz)までOCできた様です。
我らが試した環境では、BCLK 152MHzの
4104MHzが限界でした。おそらく個体差でしょう。
それより上げるとどうなるの?
160MHzだとUEFI設定時にハングアップ。その後起動せず、
CMOSクリアで復帰。155〜153MHzだと、OSまでは行きますが、
負荷中にブルースクリーン。で、152MHzで完走と。
なるほどです。
ではせっかくなので計測結果をどうぞ。
使用PCやチェック内容は以下の通りです。
・使用PC
マザーボード :Z170 Extreme6
CPU :Core i5 6400
CPUクーラー :DEEPCOOL GAMMAXX 300
グリス :親和産業 ICD7C
メモリ :PC4-17000 4GBx2
電源 :XFX XTR P1-650B-BEFX(80PLUS GOLD)
OS :Windows 10 Pro 64bit
・CPUベンチマーク
CINEBENCH R11.5 :CPU測定
Hyperパイ :1M桁(1コア測定)
・消費電力(ワットチェッカーで計測)・温度(A-Tuningで計測)
アイドル時 :OS起動後、3分ほど放置した状態
CPU負荷時 :CPU負荷ツール「Prime95 v27.6 Small FTTs」を実行して約5分後の数値
CINEBENCH | Hyperパイ (少ない方が高速) |
消費電力&温度 (アイドル・負荷) |
|
---|---|---|---|
定格2.7GHz | 6.02 | 11.147秒 | 44W 29℃・84W 54℃ |
150MHz・4.05GHz | 7.74 | 9.126秒 | 57W 36℃・93W 55℃ |
152MHz・4.104GHz | 7.86 | 8.958秒 | 57W 37℃・94W 57℃ |
動作クロックは4コア負荷時3.1GHz、1コア負荷時3.3GHzになります。
さすが4GHzオーバーだけあってなかなかのスコアね。
消費電力と温度があまり上がってませんが、
こんなものですか?
自分も不思議なんですが、ワットチェッカーとツールを
凝視してたので間違いないですわ。
倍率上げるよりエコなOCって事かな?
結果を見る限りはそうですの。
とはいえ温度などに関係なく、BCLKを上げすぎると
止まったりするのでご注意。
他に注意点はありますか?
BCLKを上げるとメモリクロックもつられて上がるので、
高クロック製品を使っていない場合は、
あとからクロックを下げて調節して下さい。
なるほど。
また、SpeedStepや内蔵グラフィックが使えなくなります。
なのでアイドル時も高クロックのままですわ。
了解〜。
という訳でチェック終了です。
OCだけに自己責任となりますが、通常版CPUをOCしてみたい方は
このSky OCにご注目下さい。
現在対応マザーボードはZ170だけですが、
今後H170などでも使えるかもしれないとの事。
期待しませう。
だね。なお、2015年のパーツの犬ですが、
犬モデルなどの告知が来る可能性があるものの、
本編は今回で終了です。
今年最後を飾るSky OCで、
高いクロック目指して頑張ってください。
Sky・・・、高い・・・。
最後も何か言いそうですね。
年末年始はガソダムネタが多いから、
Flying The 「Sky高く」はばたけ、って感じ?
・・・。
図星みたいですね。
見破られても後には引けませぬ。
何度でも(OCを)試すのさ、
どんなに苦しくても(OCを)やり遂げる><
やり遂げるまで置いときましょう。
では来年もよろしくお願いします。
■今回紹介した製品
ASRock Sky OC
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