ENERMAXの静音ケース「GRAVITO」をチェック!
その「GRAVITO」ですが、 エスペラント語で「重力」を意味します。
エスペラント語・・・、
正直知りませんでしたわ。
存在は知ってた。
重力は英語だと「GRAVITY」ですので似てますね。
ですのう。
ではチェックを始めましょうか。まずは外観からです。
全体的にシンプルで落ち着いたイメージですね。
正面と背面はこちらですわ。
5インチベイの下段はオープン3.5インチベイマウンタが入っております。
なお、前面ファン用フィルター x2は、
この様に着脱が簡単です。
静音ケースなので、両サイドは平面ね。
パネル裏側には防振や吸音のシートが貼られてるわ。
底面はこちら。フィルターが2カ所あります。
なお、天板は平面で、前寄りにIO関連があります。
IOパネルはスライド式のカバーがあって、
各端子にもゴムの蓋があるので埃も安心ね。
では内部に移りましょうか。
中央右付近の白い部分は付属品の箱です。
付属品はこちら。本ケースは標準取付けのマウンタが6つなので、
ネジが3列あるマザーボード取付け時は、
マウンタを3つ付ける必要があります。
マウンタはペンチかナットドライバーがあるとスムーズに取り付けられます。。
HDD/SSDは赤枠のHDDケージに4台搭載可能です。 2つあるので8台ですね。
なお、内部5インチベイにも1台いけます。
HDDケージは取り外せるので、
上を外せばより長いビデオカードも搭載可能よ。
ドライブの取り付け方です、
まずはケージからトレイを引き出します。
2.5インチドライブは赤枠部分にネジ止め、
3.5インチは横のネジ穴が青&緑枠にはまるように取付けます。
最近は緑枠の穴が無いHDDが存在するのでご注意をば。
ほむほむ。
光学ドライブ取付時は、
前面パネルの下に手を入れて外してください。
外すとこの様になります。
マザーボード裏側です、撮影前に少し組み込んでしまいましたがご了承ください><
隙間が広く、赤枠部分のケースバイパスシステムにより
ケーブルマネジメントが快適です。
という訳で実際に組み立てました。
次は温度チェックに進みますか。
密閉ケースだから冷却は気になるわね。
本ケースに限った話では無いですが、
こういう静音ケースはファンも静か(低回転)なので、
標準だとエアフローがちと弱い傾向があります。
たしかに、サイドパネルに穴があるケースより
冷えにくいだろうしね。
トップフローだと、赤枠部分辺りに熱がこもりがちです。
特に今回のマザーボードの様に、CPUクーラーの左と上を囲う形の
ヒートシンク(青枠)だと、排気しにくくなるので、その辺を確認します。
という訳で、サイドフローのICEBLADE 100も用意しました。
これだと赤枠部分の熱を吸い取って排気ファンに叩きつけてくれます。
なるほど。
PCスペックとチェック内容はこちらです。
・使用PC
マザーボード :ASRock Z170 Extreme6
CPU :Core i7 6700
CPUクーラー:Scythe 侍ZZ
:DEEPCOOL ICEBLADE 100
VGA :Palit GTX980Ti SuperJetStream
OS :Windows 10 Home 64bit
・温度チェック内容
測定方法:負荷ツール「Prime95」と「MHF大討伐」を同時に実行
測定ツール:A-Tuning、GPU-Z
アイドル:OS起動後約5分後の数値
負荷 :負荷開始後10分後の数値
アイドル | 負荷 | |
---|---|---|
侍ZZ(トップフロー) | 30(44)℃・1620回転 | 87(74)℃・2694回転 |
ICEBLADE 100(サイドフロー) | 34(45)℃・1956回転 | 83(73)℃・2380回転 |
どれどれ、ICEBLADE 100は1200円くらいの廉価クーラーなのに、
i7 6700Kに対応している侍ZZより冷えるのね。
CPUクーラーとしての性能は侍ZZが勝るので、
やはりサイドフロー効果ですの。
なるほどねぇ。じゃあ、すでにトップフロー製品を
持っている人はどうすればいいかな?
天板のメモリ側に排気用ファンの追加をオススメします(写真はネジ穴が12cmの14cmファン)。
天板の蓋はネジ止めしてありますので(位置は説明書参照)、
前面パネルの様に強引に外さないようご注意ください。
という訳で、天板ファンを追加した場合の温度もご覧あれ。
アイドル | 負荷 | |
---|---|---|
侍ZZ + 天板ファン | 29(38)℃・1588回転 | 78(72)℃・2125回転 |
10℃近く下がったわね。
あと、ファン回転数にも注目です。
天板側がない時は2700回転まで上がって87℃です。
増設時は2100回転ちょいですのでまだ余裕がありますね。
という訳で、トップフローCPUクーラーの方は、
天板側の排気ファン増設をオススメします。
あと、動作音についてですが、
周囲に人がいるフロアとはいえ、この構成だと音が聞こえませんでした。
耳をケースに近づける(つける)と聞こえる程度です。
つまりよほど高速なファンを搭載しない限り
大丈夫って事でしょうか?
ですのう。AMDの従来のTDP125W向けリテールファンや、
ハイエンドVGAのリファレンス(主にシロッコファンの製品)辺りは
それなりに聞こえると思いますが・・・。
なるほど〜。
という訳でチェック終了です。
落ち着いたデザインの静音ケースが欲しい方は
このGRAVITOにご注目下さい。
ドライブも多く入るのがポイントね。
PCの音を気にせずゲームをプレイしたい方は、
ぜひこのケースにご注目下さいませ。特にガンダムゲームがオススメ。
なぜガンダムゲームなんです?
ほかのゲームも問題ないじゃない。
地球に住む人々は、魂を重力に引かれて・・・。
というクワトロさんのセリフが7話なので4月(1985年)のはず、
重力を冠する本製品の登場も4月、これは運命かと。
地球の重力絡みのセリフは、
ほかの話(ダカールとか)でも言っていますので、
時期は運命じゃないと思います・・・。
適当なこと言って、ほんと俗物よね・・・。
なんという2匹からのプレッシャー(重力)だ><
■今回紹介した製品
ENERMAX:GRAVITO
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